2011 年 10 月 27 日 (木)|RSS Feed
手コキはED、遅漏、中折れと関係している?

by 漢方屋

手コキはED、遅漏、中折れと関係している?

「手コキをしすぎると頭が悪くなるという噂は本当ですか」、「手コキのしすぎで勉強が手に着かず、困っています」と思春期の男子を対象とする雑誌には、昔も今も“当人にとっては深刻で夜も眠れないような”相談が上位を占めています。

同じ快感を得る手段でありながら、性交と手コキとで“満足度”の違いを指摘する人がいます。また、手コキでは勃起できるのに、性交時には勃起しにくいという人も少なくありません。果たして、ED(勃起不全、勃起障害)には手コキの方法や回数が関係しているのでしょうか。

■手コキ行為が招く遅漏や中折れ
ガイドのクリニックでED治療薬を処方した患者さんの中には「結婚して10年間、性交では1回も射精したことがない」というケースもあります。こういう症状を私は「殿様型ED」とか「ぐうたらED」と呼んでいます。これは長年の手コキにより、手で射精することに慣れすぎて、他のものでは達することができなくなってしまったのです。

一般的に、男性は思春期で手コキに目覚め、その数年後に異性との性交を経験します。多くの場合、手コキには手や指を使うので動かす速さやベニスを握る圧力を自分の好みに加減できます。しかし、ある意味で共同作業となるパートナーとの性交は自分本位のペースでは進められません。このため、1人の世界で没頭できる手コキの感覚に慣れてしまうあまり、勝手の違う実際の性行為では中折れしてしまて、遅漏気味となるケースもあります。

手コキ行為は害がありません
手コキとは読んで字の如く、性的興奮を得るために自らを慰める行為ですから、そのこと自体は無害ですし、EDとの直接的な因果関係は認められません。また、裏づけとなる科学的データもありません。

大抵の男子は小学校高学年から高校生の時期にかけて手コキを覚え、その行為によって得られる快感を記憶にとどめます。そして、必要とあればいつでも取り出して弄べるおもちゃのような、密やかなる楽しみの1つに加えます。

手コキを覚えた思春期男子の多くは、やがて経験するであろう異性との本格的な性交で得られる快感を一足先に“仮想体験学習”していることになります。自分自身が相手なので、パートナーに無用の迷惑をかけることもありません。とはいえ、手コキは特定のパートナーを持たない独身者や少年たちだけの特権ではありません。高齢者も既婚者も必要に応じていそしみます。