2011 年 05 月 02 日 (月)|RSS Feed
胆のうの病気

by 漢方屋

胆のうの病気

■ 胆石症
胆のう、胆道内に作られた結石が胆石で、コレステロールが主成分のコレステロール結石が全体の60%を占め、その他ビリルビン結石などがあります。中年以降、年齢とともに胆石保有率は上昇し、70歳を超えると約20%になります。女性に多い病気ですが、日本ではそれほど性差は大きくなく、女性の胆石症は男性の約1.2~1.3倍です。胆石発作はみぞおちからやや右側の肋骨の下あたりに強い痛みが周期的に繰り返すもので、熱が上がったり黄疸が出たりもします。胆石発作は過食、過労などが誘因となります。

■ 急性胆のう炎、急性胆管炎
胆のう炎、胆管炎の大部分は、胆石症が原因となります。胆石などで胆汁の流れるどこかに閉塞、通過障害が起きたときに、細菌の感染が加わると、発症します。寒気、震えを伴う発熱、みぞおちのやや右側の腹痛、黄疸が三大症状です。しかし、似た症状を起こす病気は他にもあり、急性胃腸炎や、消化性潰瘍などでも同様の症状が起こることがあります。

■ 胆のうポリープ
胆のうの中にみられる隆起性の病変を総称して、胆のうポリープと呼びます。胆のうポリープの95%以上がコレステロールで出来た良性ポリープです。成人の5~10%が胆のうポリープを持っており、40歳~50歳代に出来やすく、男女差はありません。胆のうポリープそのもので症状が出ることは少なく、主に健康診断の腹部超音波検査で見つかることが多い病気です。

■ 胆のう癌
胆のう癌の危険因子としては、胆のう結石があります。胆石症の2~3%に胆のう癌を合併し、胆石症を持っている人は、胆石症を持っていない人の9倍、胆のう癌になりやすいとも言われています。ただ、早期には症状が乏しいため、胆石を持っている人は定期的に検査が望ましいといえます。