2011 年 05 月 20 日 (金)|RSS Feed
加齢と勃起不全

by 漢方屋

加齢と勃起不全

一般に年齢別に見た場合、若齢の群より老齢の群の方が、性行為自体の頻度は少なくなる。もちろん性行為の有無はEDを始めとする性機能障害のみが原因とも限らないが、テストステロンの合成はやはり老齢になると減少し、精巣にも若干の萎縮が認められ、海綿体平滑筋の充分な弛緩もままならなくなる。また、かつてキンゼイは結婚の期間と性交の回数の相関関係を指摘したが(すなわち倦怠期)、これを否定する説もある。

また、老人を対象に行われた性欲調査においてはおよそ80% - 90%の男性が性欲を「ある」としている。特に1973年 - 1985年に日本において老人クラブ員の60歳以上の男性を対象に行われた調査では、性欲を持つ者が90%内外、まさしく性行為を望む者が42.1% - 60.4%、となっており、性欲そのものについては老いてもなお持ち続け得るものであると言える。

なお、老齢の女性も老人性膣炎、膣萎縮症、また子宮の萎縮によるオーガズム時の痛みなどにより性交渉が困難となる場合が見られるが、エストロゲンなどの投与により改善の可能性がある。

分類

機能性(心因性)勃起障害

解剖学的に勃起機能に異常は無いが、何らかの心理的要因などにより満足な勃起ができない状態。

器質性勃起障害

勃起に関わる各神経、組織、血管系(血管性勃起障害)、或いは陰茎自体の異常(陰茎性)などの解剖学的な問題、もしくは内分泌障害によって満足な勃起を得られない状態。陰茎折症や脊髄損傷などの各種外傷、手術、及びそれらの後遺症によることもある。

混合性勃起障害

機能性勃起障害、器質性勃起障害が混在している状態。