2011 年 04 月 30 日 (土)|RSS Feed
狭心症・心筋梗塞

by 漢方屋

狭心症・心筋梗塞

狭心症や心筋梗塞は冠状動脈の狭窄や閉塞で起こります。適切な治療を適切なタイミングで受けないと危険なことがあります

頻度が高く、緊急度も高い病気。狭心症になると、心臓に血液を送る冠動脈が狭くなり、心臓の筋肉が酸欠状態となって胸が痛んだり胸・首・あご・腕・肩などの圧迫感・重圧感を覚えます。運動時に痛むことが多いですが、重症の場合は安静時にも痛みが起こり、放置すると危険です。冠動脈がけいれんするタイプでも安静時に胸痛が起こります。心電図は発作中でないと病気を検出できないことが多いですが、現在はMDCTという新型のCTでで冠動脈を比較的快適に造影し、診断をつけることができます。必要があれば心カテーテル検査へと進みます。明け方などの発作中の心電図は診断に役に立ちますので、そのためにホルター心電図という24時間の自宅心電図が活躍します。

治療はお薬やカテーテル治療(PCIと呼びます)あるいは外科のバイパス手術などから選ぶとともに、原因の治療たとえば糖尿病や高血圧、コレステロールなどの高脂血症などへの対策も大切です。

心筋梗塞は冠動脈が閉塞(詰まること)してその部の心筋が死んでしまう状況で、強い胸痛が続きます。さまざまな不整脈や心不全が発生し、治療なしでは死亡率が高いため、ただちに救急外来を受診する必要があります。中には胸痛がないタイプもあり、息切れや動悸等が主体です。注意が必要です。

心電図や血液検査(CK、CK-MB、トロポニン等)で心筋梗塞と判断でき、冠動脈病変の診断はカテーテルによる冠動脈造影で確定します。治療は狭心症への治療と同様で、それに加えて心臓の傷害内容に応じて、たとえば心室中隔穿孔や虚血性僧帽弁閉鎖不全症などがあれば外科手術で必要に応じて修復することもあります。不整脈への治療も重要です。