2012 年 02 月 11 日 (土)|RSS Feed
【勃起障害の種類】

by 漢方屋

勃起障害の種類】

◎機能性勃起障害
身体的には問題はないが、心因性障害や精神障害に原因があります。心因性の勃起障害は、基本的には体に異常はありません。体には異常がないのに精神的な原因で勃起障害になってしまいます。

具体的には、「リストラになりそうだ」という経済的問題や成田離婚のようなセックスの失敗、陰茎のコンプレックス、家の構造上の問題(狭い、隣接)などによって起こる勃起障害を心因性勃起障害といいます。

なぜ、心因性の勃起障害が起こるのでしょうか?
勃起のメカニズムから考えますと、勃起が起こるには基本的な性的刺激が必要です。性的な刺激とは、6感による脳への刺激と陰茎への直接刺激です。これら7つの刺激によって大脳が興奮して勃起するわけです。

この7つの刺激が勃起を促すわけですが、ストレスがある時は、いくら刺激を与えても、勃起を起こす大脳中枢神経、自律神経、ホルモン系などに悪影響を及ぼし、勃起のメカニズムが正常に作用しなくなります。これが最も多いのが心因性のEDです。

つまり簡単に説明すると、ストレスが原因で大脳が興奮しにくくなり、興奮の伝達がスムーズに行われないために勃起しにくくなるというわけです。最近の住宅事情(狭い住宅環境)の影響で、性的な興奮を自ら抑えてしまう心因性EDも増えています。

◎器質性勃起障害
身体の障害、血管、神経、内分泌、陰茎に原因があるものです。ストレスが原因の心因性EDに対し、器質性EDとは、身体的な障害が原因となって起こるEDです。

では、身体的な障害とはどんな事を言うのでしょうか。器質的なEDで一般的に知られているのが糖尿病によるものです。30~60%の方がEDを合併しています。その他、脊髄損傷、脳障害、骨盤内の手術、動脈硬化、高血圧、うつ病による器質性EDと、薬の副作用によるEDがあります。

薬によるEDは、前立腺肥大に用いる女性ホルモン剤で、男性ホルモンの働きを抑えてしまいます。また胃薬に含まれるドグマチール(スルピリド)は、血中プロラクチンを上昇させます。乳汁を分泌させるホルモンであるプロラクチンが増えると、男性ホルモンの働きを阻害してしまい、勃起障害を起こします。

加齢と共に精巣機能が低下し、男性ホルモンが欠乏して起こる勃起障害も忘れてはいけません。
ちょっと難しいところですが、LH(黄体形成ホルモン)は精巣にあるライディヒ細胞に結合し、細胞内のコレステロールのステロイド代謝経路を経て、男性ホルモン(テストステロン)の生成を促進します。血中テストステロンの95%までがこの精巣から生成されます。

テストステロンの98%が血中では性ホルモン結合タンパク質と結合し、男性ホルモンとして作用するのを待っています。つまり男らしくしたり、勃起させたりする男性ホルモンは、血液中のたった2%の遊離テストステロンが生理的な活性を持っているに過ぎないということです。

また、精巣内男性ホルモンのテストステロンは、血液中の100倍もの濃度を保っています。したがって加齢に伴う精巣の萎縮や環境ホルモンによる精巣の萎縮は、EDにとって重大な問題なのです。現在ではこの遊離テストステロンの値によって「男性更年期」を診断する試みが進められています。

◎混合性勃起障害
 機能性と器質性の両方に原因があります。