2011 年 09 月 08 日 (木)|RSS Feed
日本の健康食品事情

by 漢方屋

日本の健康食品事情

健康食品は、数多く摂ればそれだけ健康になれると言うものではありません。大切なことは、数ある健康食品の中から、自分に必要な健康食品は何かを見極めることでしょう。日本では、長く健康食品は「食品」として位置づけられてきました。

2001年に創設されたのが「保健機能食品制度」で、医薬品と食品の間に法的条件を満たした一部の健康食品だけが「保健機能食品」として分類され、ある程度の効果表現を認めるというものです。

この「保健機能食品制度」は、「特定保健用食品」と「栄養機能食品」、「その他健康食品」の3つのカテゴリーにに分けられています。

特定保健用食品


「特定保健用食品」では、以前は認められていなかったカプセルや錠剤を緩和し、また「血圧を保つことを助ける」、「便通を良好にする」、「お腹の調子を整える」、「血圧が高めの方に適する」、「コレステロールが高めの方に適する」、「血糖値が気になる方に適する」、「ミネラルの吸収を助ける」、「食後の血中の中性脂肪を抑える」、「虫歯の原因になりにくい」、「歯の健康維持に役立つ」、「体脂肪がつきにくい」、「骨の健康が気になる方に適する」などの表示を可能にしました。

栄養機能食品


「栄養機能食品」では、厚生労働大臣が定めた特定の栄養成分、主に、ビタミン、ミネラルといった人間の生命活動に不可欠な栄養素について、医学・栄養学的に確立した機能の表示を行った食品が基準量含まれていれば、販売企業の判断で、「保健機能食品(栄養機能食品)」と称して販売してもいいというものです。現在17成分、ビタミン類12種類とミネラル類5種(亜鉛、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸)について規格基準が決められています。

その他の健康食品

「その他の健康食品」には、「健康補助食品」、「栄養補助食品」、「栄養強化食品」、「栄養調整食品」、「健康飲料」、「サプリメント」といったものがありますが、これらは、国がその効果を認定したものではありません。

2001年に創設された「保健機能食品制度」は、以前に比べればかなりの緩和のように見受けられますが、しかしまだまだ規制が多く認定されているものが少ないため、2003年4月から厚生労働省は、「健康食品に係わる制度のあり方に関する検討会」を推し進め、最終的提言の中で、新制度のイメージとして、「例外的特保」と言う新たなカテゴリーを設けることが示されました。その主な内容は、一般の健康食品にも限定付の効能表示を認めようと言うものです。

2005年7月には、国民が健康食品を適切に利用できることを目的とした「健康食品の安全性・有効性データーベース」が、(独)国立健康・栄養研究所の公式サイトに開設されました。厚生労働省では「このデーターベースは、安全性・有効性など健康食品に関する正確で客観的な情報を一元的に集め、消費者の方々に提供することにより、健康食品の適切な利用の一助とすることを目的としています」と紹介しています。