2011 年 04 月 29 日 (金)|RSS Feed
胸痛を伴う病気一覧

by 漢方屋

胸痛を伴う病気一覧

胸痛を伴う病気には命に関わる重大なものもあります。大動脈解離・狭心症・心筋梗塞、心筋炎など心臓血管関係の病気から、気胸、肺結核など肺関係の病気まで様々。強い胸の痛みを感じる場合は救急外来を受診しましょう。

胸痛が起きた場合の対処法

胸痛の中には恐ろしい病気があるので、油断されないようお願いします

胸痛を伴う病気は、一刻を争う重大なものからじっくり対処できるものまでさまざま。特に強い胸痛や、5分以上痛みが持続する場合は、病院の救急外来を受診されることをお勧めします。

以前からときどき胸痛があり、現在一応落ち着いているという状況でも、速やかに循環器内科か内科の外来を受けるのが安全でしょう。深呼吸で痛みが変化する場合は呼吸器内科か内科が良いかも知れません。

胸痛を引き起こす病気について、以下で解説します。

大動脈解離 (解離性大動脈瘤)

緊急度が高いためトップに挙げました。強い胸痛や背中の痛みが突然起きます。患者さんの言葉をお借りすると、「人生で経験したことのない強い痛み」とか「ナイフで刺されるような痛み」というような強い痛みが特徴で、痛みは通常は持続し移動します。
 大動脈壁が内外に剥がれることで痛みが生じ、その剥がれた壁の間に血液が流れ込み、本来の血管を圧迫します。大動脈やその枝に血液が流れにくくなり、その症状が出ることも。たとえば下肢や心臓や脳や腸などの症状です。大動脈解離は動脈硬化、高血圧、あるいは血管組織が弱くなる病気たとえばマルファン症候群や大動脈弁二尖弁などの方に起こりやすいです。

急性大動脈解離で心臓近くの大動脈に解離が起こるA型では、そのままでは最初の2日間は毎時間1%の死亡率がある恐るべき病気です。しばしば心臓の周りに血液が貯まるタンポナーデとなって心臓が止まります。

上記の強い胸痛や背部痛があればただちに救急外来を受診して下さい。科で言えば循環器内科か心臓血管外科です。とくに手足の脈に強弱があれば、より解離の可能性が高いです。こういう症状の場合、夜中でも遠慮は無用です。