2011 年 10 月 12 日 (水)|RSS Feed
更年期を引き起こす病気

by 漢方屋

更年期を引き起こす病気

更年期障害が本当に怖い理由は命に関わる病気と密接な関係にあるからです。更年期障害はホルモンバランスの崩れつまり自律神経の乱れを起こすため、以下の病気を引き起こしやすいのです。

骨粗しょう症とは骨の構造が変化し、骨量が減って、骨折を起こしやすくなる全身性の病気です。この病気が怖いのは日常の生活が困難な程の腰や背中の激しい痛み、腰や背中の激しい曲がり、簡単に骨折してしまうことにあります。骨折が原因で歩行障害や寝たきりの状態になってしまうことが一番怖いことです。骨粗しょう症は圧倒的に女性に多い病気です。それは閉経後にカルシウムの吸収を助けて骨を強くする働きを持つ女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が激減し、骨の再生力が低下するためです。

腰や背中が曲がったり、寝たきりにならないようにするにはどうしたらいいのでしょう?骨粗しょう症の原因はエストロゲンという女性ホルモンの減少ですから、いくら牛乳を飲んでカルシウムを取っても予防はできません。骨粗しょう症の予防のためにカルシウムを取るというのはよく言われています。ホルモンという生理的調節物質、生理機能がなければ 吸収するという体のシステムは働かないからです。

骨粗しょう症を予防するには、カルシウムの吸収を助けて骨を強くする働きを持つ女性ホルモンのエストロゲンを摂取し骨の再生力を上げる。それこそが骨粗しょう症予防の正しい方法というわけです。その予防はつまり更年期時の正しい知識と対応と言えます。

加齢にともない血管も老化します。血圧が高くなったり、血管壁に中性脂肪やコレステロールなどが沈着し血液の流れを悪くします。高脂血症、動脈硬化、高血圧等、命に関わる重大な病気に関係します。

高脂血症とは高コレステロール血症とも言い、血液中の中性脂肪・コレステロールが多い状態のことです。これが進行すると前述した動脈硬化を引き起こします。この原因は生活習慣に関係しますが、悪玉コレステロール受容体を増やす働きがある女性ホルモンにも関係しています。そのため女性ホルモンの働きが低下する更年期に急激にコレステロール値が高くなると言われます。

動脈硬化は動脈壁に中性脂肪やコレステロールなどが沈着して厚くなったり、硬くなったりし、狭くなっている状態です。内壁が厚く、内径が狭くなるために血液が流れにくくなります。そのために脳や心臓などほかの臓器の働きに悪影響を与え、脳梗塞、心筋梗塞などの重大な病気につながると言われています。高血圧は長時間血圧が高い状態を言います。その状態が続くと血管に負担がかかり、さまざまな臓器にたいへんな影響を与えます。