2011 年 04 月 26 日 (火)|RSS Feed
心臓が原因で起きる動悸

by 漢方屋

心臓が原因で起きる動悸

動悸そのものは心臓から来る症状なので、心臓の病気が原因であることが多いです。動悸を生じさせる心臓の病気は以下の通りです。

■ 心臓弁膜症
心臓の弁のうち、よく病気にやられる3つを示します。弁膜症では不整脈がよく起こり、動悸が発生します

弁膜症にもいろいろあります。僧帽弁、大動脈弁が主で、ついで三尖弁、そして肺動脈弁が不整脈に関連します。それぞれの弁に弁が狭くなる「狭窄」と、弁ごし医に血液が逆流する「閉鎖不全症」病気があります。

不整脈をとくに起こしやすい病気は「僧帽弁狭窄症」。心房細動では脈が不規則になり、ときに早くなりすぎたり、ときには遅くなりすぎたりして、動悸だけでなく息苦しくなったり足がむくんだりすることも。僧帽弁閉鎖不全症でも心臓への負担が強くなると心房細動が起こります。

大動脈弁の病気でも心房細動や、ときに心室性不整脈という心室が原因になる不整脈が出ることがあります。

動悸がある場合、一度かかりつけの先生に相談し、診察(とくに聴診や、心電図、胸部レントゲンなどの検査)を受けることで、上記の病気かがかなりわかります。弁膜症の診断の確定には心エコーが有用です。

なお不整脈は出たり出なかったりすることがよくあり、症状が出ていないときにはせっかく心電図を取っても判らないことが多いです。

■ 虚血性心疾患
虚血性心疾患で心室性不整脈がたくさん出た場合は要注意

狭心症や心筋梗塞などのこと。狭心症の場合、階段昇降などの運動時に、胸が痛くなったり締めつけられる感じになることが多いです。それらの違和感が明け方などの安静時に起こる場合、より危険なことが多いです。

強い狭心症や心筋梗塞の時にはさまざまな不整脈が出ることがあります。とくに急性心筋梗塞の場合、心室性不整脈が多く、しばしば悪性の心室頻拍とか心室細動(註2)になります。心室細動になれば、直ちに電気ショックなどの蘇生を行わなければ3分で患者さんは脳死になってしまいます。つまり3分で亡くなってしまうわけです。

強い胸痛がある場合は、動悸の有無に関係なく、直ちに循環器内科のある病院とくに救急外来へ行くことを勧めます。心筋梗塞の後は、状態が落ち着いてからも心室性不整脈が出ることがありますし、心不全気味の場合は心房細動も出やすいです。。