2011 年 04 月 23 日 (土)|RSS Feed
動脈硬化の症状・診断法

by 漢方屋

動脈硬化の症状・診断法

動脈硬化自体はひどく進行しない限り症状がありません。症状のない時点で動脈硬化を客観的に調べる検査法としては、「動脈脈波速度(PWV)」と「頚動脈エコー」の2つがあります。

■動脈脈波速度(PWV)
心臓から血液が拍出されるときに生じる振動波は全身の血管を伝わっていき、これを脈波と言います。この波はしなやかな血管ほどゆっくりと伝わり、硬い血管ほど速く伝わる性質があります。これを利用して動脈の硬さを評価する検査が動脈脈波速度(pulse wave velocity ; PWV)。専用の機械で、両方の二の腕と足首の合計4箇所に血圧計を巻いて測定することで、動脈の硬さの異常がないかを検査します。

■頚動脈エコー
頚動脈の壁の肥厚度は全身の動脈硬化度を反映すると言われています。そのため比較的浅いところを走行している頚動脈を超音波で詳細に測定することで、動脈硬化の度合いを知ることができます。頚動脈エコーの利点は、血管の壁の厚さだけでなく、血管の形態や性状についても検査できることです。

上記2つの検査はどちらも簡便で、短時間で苦痛を伴わないのが特徴。外来診療で受けることができるので、動脈硬化の危険因子を多く持っている人にはお勧めしたい検査です。

具体的な動脈硬化性疾患の疑いが強いとわかった場合は、血管造影検査や血管内視鏡検査、CT、MRIなどといった、より専門的な検査が必要になります。