2011 年 03 月 21 日 (月)|RSS Feed
脳・神経の病気の初期症状

by 漢方屋

脳・神経の病気の初期症状

他の臓器と異なり、脳・神経の病気は実に多種多様な症状が出ることがあります。脳・神経に異常がある場合の、主な初期症状と考えられる原因について簡単にまとめてみました。脳・神経の病気はさまざまな症状が出現します胃の病気では胃が痛み、大腸の病気では大腸が痛む場合が多いですが、脳・神経の場合は違います。身体の司令塔である脳・神経が病気になると、頭痛だけではなく、手が動かなくなったり、言葉がしゃべれなくなったり、物忘れをしたり、頭以外のさまざまな場所に症状が出現します。患者さんが自覚できる症状から、身体のどこに障害が起きているかをまとめました。

 

頭痛

■具体的な症状
  • こめかみがズキズキする
  • 後頭部が重苦しい感じがする
  • 突然バットで殴られたような痛みがある
■考えられる原因
脳・神経の病気の中で一番多い症状が頭痛です。頭痛の85%はズキズキとした痛みである片頭痛、重苦しい痛みである緊張形頭痛などの一般的な頭痛と言われていますが、「今までに経験したことのない、突然に始まった激しい頭痛」の場合は、くも膜下出血が強く疑われますので、すぐに病院を受診しましょう。くも膜下出血の場合は、首を前に曲げられないほど痛みが強い項部硬直(こうぶこうちょく)と呼ばれる症状も起こります。

頭痛とともに発熱を伴う場合は、細菌やウイルスが脳に入り込む髄膜炎という病気の可能性もあります。

手足が動かない

■具体的な症状
  • お箸がうまく使えない
  • 歯ブラシがうまく使えない
  • よくつまづく
  • 片足を引きずって歩く など
■考えられる原因
手足がうまく動かない場合、大脳から脊髄までさまざまな原因が考えられます。片側の手足のみに症状が起きた場合は大脳の障害、両手に同じような症状が起きた場合は脊髄の病気の可能性が高いといえます。

言葉が出ない

■具体的な症状
  • 名前を思いつくが言えない
  • テレビのリモコンを使えない
  • 何をしゃべっているか周りの人間が理解が出来ない など

■考えられる原因
言語中枢に異常がある場合、言葉が出てこないといった症状が起こります。人間の言語中枢は、前頭葉にあるブローカ野と側頭葉にあるウェルニッケ野にあります。言語中枢は、大多数の人で大脳の左半球に存在するため、言語障害に加えて、右側の手足の麻痺を伴うことが多いです。