2011 年 02 月 16 日 (水)|RSS Feed
皮膚と胃腸を鍛えて守ろう

by 漢方屋

皮膚と胃腸を鍛えて守ろう

皮膚は身体そのものを外の環境から守っています。漢方医学では、皮膚の表面には、温めたり発汗を調節したりして身体を守る、「衛気(えき)」と呼ばれるエネルギーが巡っていると考えられています。皮膚を鍛えることで、衛気の働きを活性化させ、さらに発汗の調節がスムーズになります。また、皮膚と肺は影響し合っているので、皮膚を鍛えることは肺や呼吸器を健康にすることにつながるといわれています。具体的な方法を見てみましょう。

■乾布摩擦の意外な効果
風邪の予防や免疫機能の調整の効果があるとされる「乾布摩擦」。皮膚表面を鍛え、のどや肺を強くして風邪をひきにくくするという意味でも効果があるといえます。やり方は、乾いた布で数分間、上半身をこすります。皮膚の弱い人、乳幼児は、手をつかったり柔らかい布を使うとよいでしょう。効果的なのは、朝一番にすること。衛気の機能は夜間に低下するので、朝に刺激を与えることで、一日を健康に過ごすことができます。皮膚を鍛え、保護することで、「邪」から身体を守りましょう。

■胃腸を温めて鍛える
最近増えているのが、胃腸からくる風邪です。とにかくお腹を冷やさないように気をつけましょう。さらに、自分の体調に合わせて足から太ももにかけて温めることも大事です。温めることで血流を増やして代謝を上げると、邪が入りにくい身体になります。また、お腹が冷えると代謝低下と共に体温が下がり、消化吸収も悪くなり、さらに水の循環も悪くなってあちこちがむくんできます。そうして身体に溜まった水は冷えの原因になり、風邪の治りを悪くします。風邪が長引いてすっきりしないという人は、お腹を温めてみましょう。