2011 年 04 月 29 日 (金)|RSS Feed
心臓・大血管疾患による胸痛

by 漢方屋

心臓・大血管疾患による胸痛

心臓疾患による胸痛は、一部の不整脈、狭心症・心筋梗塞が代表的です。狭心症は心臓に栄養供給を行っている冠動脈が狭くなり、血液の流れが悪くなるために胸痛が出現します。この場合の胸痛の持続時間は5分から10分程度で治まることがほとんどです。しかし、冠動脈が完全に詰まってしまうと、そこから先の心臓の筋肉に血液がめぐらなくなるため、栄養を受けていた心臓筋肉が壊死(細胞が死んでしまう)してしまいます。この状態が心筋梗塞です。

また、特殊な狭心症として、微小血管狭心症と呼ばれる病態があります。心臓の筋肉を走るごく細い血管が狭くなったり、詰まったりして胸痛を起こすものです。一般的な狭心症が男性に多いのに対して、この病気は中高年の女性に多いと考えられています。心電図などでは変化がみられないことが多く、このごく細い血管の中を調べるには非常に特殊な検査が必要なため、症状から診断されることもあります(のどや背中など、体の他の場所にも痛みを感じることがあります)。