2011 年 04 月 12 日 (火)|RSS Feed
痛風発作と併発しやすい病気

by 漢方屋

痛風発作と併発しやすい病気

高尿酸血症の原因・診断方法

高尿酸血症の原因は大きく2つに分けられます。1つは尿酸が過剰に作られること、もう1つは尿酸の尿中への排泄が低下することです。例えば、食物として摂取するプリン体の量が多ければ尿酸はたくさん作られますし、腎臓の機能が低下すれば尿酸の排泄が少なくなります。この他にも、遺伝的な要因や生活習慣が大きく関係していることがわかっています。利尿剤などの薬によって尿酸値が高くなることもあります。

尿酸の結晶は、血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えるとできてしまうため、尿酸値7.0mg/dlを超えた場合を高尿酸血症と診断します。ただし、尿酸の値は変動しやすいもの。1回の検査の値で高尿酸血症と断定することはできないので、複数回測定した結果で診断します。
 

高尿酸血症によって起きる病気は痛風発作だけではありません。注意すべき併発しやすい病気についても知っておきましょう。

■痛風腎

腎臓でも血液中の尿酸が結晶として析出します。さらに、高尿酸血症に伴って尿中の尿酸も多くなり腎臓で結晶化して、腎臓の働きを低下させます。これを痛風腎と言います。

■尿路結石

尿中の尿酸が腎臓や膀胱などで結晶化し、結石が形成されます。いわゆる尿路結石ですが、これが腎臓と膀胱をつな尿管の途中に引っかかると七転八倒するような腹痛を起こします。

■高血圧・脂質異常症・糖尿病などによる動脈硬化

最近の研究では、高尿酸血症が動脈硬化の進行に関与していることがわかってきました。高尿酸血症の人は、高血圧や脂質異常症、糖尿病を高頻度で併発しており、これらが絡み合ってさらに動脈硬化が加速度的に進行することがわかっています。

痛風はひどい痛みが特徴の病気ですが、原因となっている高尿酸血症は上記のように様々な病気を引き起こすリスクがあります。痛風と診断された場合は、痛みのケアと同様に注意が必要です。