2011 年 04 月 25 日 (月)|RSS Feed
息切れが起こる心臓の病気一覧

by 漢方屋

息切れが起こる心臓の病気一覧

心臓が原因で息切れすることもよくあります。心不全の症状であり、要注意です。

■心不全・肺水腫
心不全の場合、肺の中に水分などの液体が溜まり、「肺水腫(はいすいしゅ)」という状態になります。肺水腫は呼吸困難を引き起こし、胸に息苦しさや重苦しさを感じます。

重くなれば「起座呼吸(きざこきゅう)」となり、横になると息苦しくなり、起き上がると楽になります。咳や痰は出ないことが多いですが、咳が出ることも。■狭心症・心筋梗塞
これも急性の心不全を起こすことがあり、そのために肺がうっ血して息切れや呼吸困難が起こることがあります。同時に胸の痛みを伴いますが、痛みがないこともあります。これも命に関わる危険な状態。

なお、この心不全の原因として代表的なものとして、上記の狭心症・心筋梗塞やさまざまな心臓弁膜症(たとえば大動脈弁狭窄症や大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症や僧帽弁狭窄症あるいは三尖弁閉鎖不全症その他)があります。

それらに加えて、拡張型心筋症や肥大型心筋症あるいは二次性の心筋症(サルコイドーシスや左室緻密化障害など)、さまざまな先天性心疾患(心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、修正大血管転位症、動脈管開存症、肺動脈弁狭窄症、ファロー四徴症、エプシュタイン病、完全大血管転位症等)などなどがあります。その他の心臓病でも息切れは起こることがあります。これらは慢性心不全のページをご参照ください。

■心臓喘息

肺に液体が溜まると、気道が狭くなったり、息がゼーゼーという喘鳴が起きることがあります。黄色や赤色の痰は出ないのが普通。心臓病と気管支喘息の両方をお持ちの患者さんの場合、息苦しさの原因がどの程度気管支喘息で、どの程度心臓なのか見分けづらいこともあります。