2011 年 03 月 25 日 (金)|RSS Feed
高次脳機能障害の症状・対処法

by 漢方屋

高次脳機能障害の症状・対処法

交通事故や脳卒中などで脳が損傷を受けると、集中力や記憶力が落ちたり、怒りっぽくなったりすることがあります。これらの症状をまとめて「高次脳機能障害」といいます。高次脳機能障害は、外見からは分かりにくく、周囲に理解されにくい障害です。ここでは症状と各対処法について解説します。

高次脳機能障害とは

 高次脳機能障害は身体障害と違って、一見してわからない障害です。ですから、会社や家庭でも気づかれないこともあり、社会的認知度が低いので「静かな障害」といわれることも。
私たちの脳は、どんな最新鋭コンピューターが束になってもかなわないくらいの複雑な能力を持っています。

コップをつかんだり、綱渡りをしたり、縄跳びを上手に飛んだりするだけではなく、テレビを見て笑ったり、言葉を使って相手とコミュニケーションをしたり、昨日の出来事を覚えたりするような複雑なことまで脳が関与しているのです。

このような多彩な脳の働きの中で、他の動物達とは違う人間らしい脳の働きを総称して「高次脳機能」と呼びます。分かりやすく表現するならば、「心」をつかさどる脳機能とも言えます。ですから、怪我や病気などで高次脳機能が傷害されると、ぱっと見た感じはふつうなのに、記憶力が落ちていたり、根気が続かなかったり、判断力が低下して、社会生活にうまく適応できなくなることになります。障害の程度によっては本人ですら気づかないこともあり、周りから理解されにくい障害のひとつと言えます。