2011 年 10 月 17 日 (月)|RSS Feed
更年期は早めに治療した方がいい

by 漢方屋

更年期は早めに治療した方がいい

更年期とは、個人差はあります。女性が閉経を迎える前後5年間のことを指します(日本産婦人科学会より)。ふつうは50歳前後で閉経を迎えることから、45歳ぐらいから55歳ぐらいまでの約10年間が更年期にあたると考えられます。

女性のカラダは40代なかばぐらいから卵巣の機能がおとろえはじめ、女性ホルモンのひとつエストロゲン(卵胞ホルモン)の量が低下していきます。エストロゲンは子宮や乳房を発達させたり、排卵を促したりするなど、女性特有の作用をメインに行っていますが、実はそのほかに自律神経の状態を安定させる、血液中のコレステロールを減らす、骨密度を維持するなど、実にさまざまなはたらきをしています。

更年期というのは、このエストロゲンの量が減りはじめて、完全になくなるまでの時期。ホットフラッシュ(のぼせ)やほてり、イライラ、発汗、うつ症状といった「更年期の症状(更年期障害)」は、カラダがこの劇的な変化に慣れなかったり、女性ホルモンのバランスが崩れたりするため起こると考えられています。

ただ、更年期の症状は個人差が大きく、症状が強く出てしまう人もいれば、ほとんど出ない人も。また表に挙げたような症状がすべて出るわけではなくて、ホットフラッシュだけ出る人、精神症状が出る人と、実にさまざまです。

症状があることを「更年期症状」と言いますが、そのなかでも日常生活に支障がある場合を「更年期障害」と呼び、治療を必要とします。前述したとおり、更年期と一口で言っても、重い症状に悩まされる人もいれば、ほとんど症状が出ない人もいるように、個人差があります。ただ、更年期をラクに、快適に過ごすためには次のようなポイントをおさえておくといいと思います。

表にもありますが、ストレスをためず、ライフスタイルを充実させるのがポイント。定期的に運動をしている人は、していない人より更年期の症状が軽いという報告もあるので、あなたにあったスポーツを始めてもいいかもしれません。

実際に更年期になって症状が出たときは、がまんをしないで早めに病院に行くことも、更年期をラクに過ごすためのひとつの知恵です。そして何より大切なのは、「更年期はコワイ」という先入観を持たないこと。女性であれば必ず更年期はやってくるのですから、この時期のカラダや起こる変化、現れやすい症状について、よく理解しておくことが大切。