2011 年 04 月 21 日 (木)|RSS Feed
降圧剤の効果に影響を及ぼす食べ物

by 漢方屋

降圧剤の効果に影響を及ぼす食べ物

 

グレープフルーツやグレープフルーツジュース

 降圧剤にはいろいろな種類がありますが、その効果を強めたり弱めたりする飲み合わせがあり、注意が必要です。

おいしいグレープフルーツも一部のCa拮抗薬とは相性が悪いので注意が必要

ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬(とくにフェロジピンやニソルジピン)を内服すると、その血中濃度が上昇して効果が増強します。

一般的な薬剤は、肝臓で代謝されたり、腎臓から排泄されたりすることで血中濃度が低下していきます。カルシウム拮抗薬のなかには、肝臓のチトクロームP450という酵素の働きで代謝されるものがありますが、グレープフルーツに含まれる成分がこの酵素の働きを阻害するため、カルシウム拮抗薬が速やかに代謝されず、その結果、薬の血中濃度が高い状態が長く続き、作用が強く出てしまうことがあります。

降圧剤なのでより血圧が下がっていいと思われるかもしれませんが、血圧が過度に低下したり心拍数が多くなって、頭痛やめまいが起こったり命にかかわる危険な状態になることもあります。

なお、この効果は柑橘系の中でもグレープフルーツ類に特異的なものですので、ミカンやオレンジなどは問題ありません。

血圧は一日を通して適切に血圧をコントロールすることが大切です。じゅうぶんな知識を持って上手に降圧剤と付き合っていきましょう。