2011 年 04 月 20 日 (水)|RSS Feed
高脂血症・脂質異常症の予防・治療

by 漢方屋

高脂血症・脂質異常症の予防・治療

高脂血症、脂質異常症の予防、治療は、生活習慣病一般と同様、まず食事と運動です。治療の目的は動脈硬化を進めないことです。そのために、動脈硬化を進める危険因子をいくつ持っているかによって、LDLコレステロールの目標値が異なります。

生活習慣病治療の基本は食事と運動ですが、それだけで十分に改善しない場合には薬も必要になります。脂質異常症の予防と治療法について解説します。

脂質異常症予防に効果的な食生活のコツ

シリアル類も食物繊維を手軽に摂れる食品の1つ。上手に活用して脂質異常症の予防を

食事で気をつけることは、まず適切なカロリーを守る、つまり食べ過ぎないこと。あわせて食事の内容にも細かい注意が必要です。

■LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高い場合
  • 卵、魚の卵などコレステロールの多い食品を制限する
  • 肉の脂に多い飽和脂肪酸より、植物性脂肪や魚の脂に多い不飽和脂肪酸を多く摂る。ただし、全体量が多くならないように注意
     
■中性脂肪が高い場合
  • アルコールや甘いもの、炭水化物(お米やパン、麺類など)を減らす
  • ごぼうや大根などの根菜類などをたくさん食べるなど、食物繊維を多く摂る

時に脂質異常症をよくしようと頑張るあまり、食事が偏ってしまう方を見かけますが、食事のバランスも損なわないよう注意してください。

脂質異常症予防に効果的な運動のコツ

運動療法は軽い有酸素運動が勧められます。運動は中性脂肪の1つであるトリグリセリドを減らし、善玉コレステロールであるHDLコレステロールを増やす効果があります。目安としては、以下の通りです。
  • 「少し息があがるくらい」の運動(早歩きや水中歩行、自転車、ラジオ体操など) 
  • 週に3回以上、できれば毎日
  • 1日30分以上、短時間にわけて数回で合計30分以上でも可 
運動療法はずっと継続していくことが大切。運動を生活に組み込むような工夫をしてみるとよいでしょう。例えば、通勤時に意識して早歩きをする、バス停1つ分歩いてからバスに乗る、昼休みは散歩に出かけるなども有効。外で運動しにくい夏の暑い時期や冬の寒い時期には、会社の階段の上り下りや、室内での足踏み運動で数値がよくなった方もいらっしゃいました。まずはどのような簡単なことでもいいので、できそうなことから試してみてください。