2011 年 03 月 19 日 (土)|RSS Feed
食材とカラダの関係を表す「帰経」

by 漢方屋

食材とカラダの関係を表す「帰経」

薬膳食材/四気・五味・帰経

“病従口入”=病は口から入る、という中国のことわざがあるが、まずは五臓にバランスよく入る食事を心がけたい

薬膳では、食材のもつ特性を表わす独特のものさしがあります。今回は食材がどの部位や臓器に関係が深いかを示す「帰経」(きけい)について、詳しくご紹介します。それぞれに対応するオススメ食材も、あわせて覚えておくといいでしょう。

■帰経ってなに?
帰経とは、食材がカラダのどの部位や臓器に影響があるかを示したものです。ひとつの食材でひとつの帰経の場合もありますが、いくつも帰経があるものが多く、それだけ治療範囲が広いことを示しています。

また、ここでいう肝、心、脾、肺、腎という五臓は、臓器の働きにとどまらず、メンタル的な要素も含まれ、ひとつひとつの範囲は広義にわたります。

■肝
血液を貯蔵したり、脂肪の代謝や解毒をする以外にも、血液や気のめぐりをスムーズにしたり、消化促進をうながす作用も含まれます。

血液の量をコントロールするので、生理にともなう症状や生理痛などにも関連したり、自律神経系にも関連が深いので、イライラしやすくなったり、怒りっぽくなったり、ストレスによって下痢や便秘になったりするのです。

肝に帰経する食材
あさり、しじみ、カキ、イカ、レバー、菊花、クコの実、セロリ、せり、トマト、きんかんなど

■心
心臓のように血液を全身に運ぶ働き以外に、血や気をめぐらせ、意識や精神の安定にも関連しています。機能が低下するとドキドキして息切れや不整脈がでたり、物忘れが激しくなったりします。

舌や顔色に変化が出やすく、心の機能が不調になるとツヤがなくなったり赤くなったり、睡眠不足が続いたりすると舌先が赤くなったりします。