2011 年 03 月 21 日 (月)|RSS Feed
脳・神経の病気一覧と、主な初期症状

by 漢方屋

脳・神経の病気一覧と、主な初期症状

のどがかすれる、飲み込めない

■具体的な症状

  • 食事中に良くむせる
  • かすれ声になった
  • のどに指を入れても吐けない など

■考えられる原因
のどの動きをつかさどる神経(舌咽神経・迷走神経)の病気が考えられます。このような症状が出現する場合は、脳梗塞などの脳血管障害のことが多いのですが、ごくまれに脳腫瘍が原因の場合もありますので、MRIの撮影できる脳神経外科を受診してください。また、パーキンソン病でも、飲み込みが悪くなることがよくあります。
 
 

物忘れがひどい

■具体的な症状

  • 昨日の食事が思い出せない
  • 同じ話を何回もする
  • 性格が明らかに変わった など

■考えられる原因
前頭葉、海馬など記憶をつかさどる脳が障害を受けると私たちは記憶力が低下します。しかし、記憶の回路は感情によって影響を受けやすいので、物忘れ=認知症というわけではありません。

認知症の多くは自覚症状よりも、家族や友人などが記憶力の低下に気付くことが多いので、明らかに上記のような症状が出現した人を見かけたら脳神経外科、神経内科、精神科を受診してください。「物忘れ外来」といった診療科を設けている病院もあります。

また、意識はしっかりと保たれているにも関わらず、突然「ここはどこ?いつから自分はここにいるのだろう」、「今日は何曜日?」、「さっき自分は何をしていた?」などの質問をくり返すようになる「一過性全健忘」という病気があります。原因はいまだによくわかっていませんが、多くの場合は24時間以内に完全回復します。

 

手が震える

■具体的な症状

  • 字がうまく書けない
  • コップの水をこぼしてしまう など

■考えられる原因
大脳基底核、中脳、小脳など、運動の調節を行う脳・神経の障害を受けると、手の震えが出現します。脳・神経の病気だけではなく、肝臓の病気や甲状腺ホルモンの異常でも手の震えが出現することがあるので、内科への受診をしましょう。

 

意識がなくなる

■具体的な症状

  • いきなり魂が抜けたようになる
  • 繰り返し痙攣する など

■考えられる原因
大脳の広範な障害により、私たちは意識を失うことがあります。その代表的な病気がてんかんです。多くは小児期~青年期にはじめて発症することが多いですが、中年期以降に初めて発症することもあります。また、意識がなくなる症状は脳・神経の病気だけではなく、脳・神経への血流が低下することによって引き起こされることがあるので、心臓や首の血管の検査が必要になります。