2011 年 02 月 28 日 (月)|RSS Feed
ひとごとではない?しもやけを知ろう

by 漢方屋

ひとごとではない?しもやけを知ろう

しもやけは、子どもと女性に多いとされるほか、体質も関係していると言われています。地域別で見ると北海道や東北、新潟、京都をはじめ、九州でも発症する人が多いとされています。つまり、しもやけは寒冷が一因で生じるものの、寒さの厳しい地域特有のものとは限らないようです。

しもやけの症状は、大きく2つのタイプに分類されます。1つは、手足全体が熟れた柿のように腫れあがる「樽柿型」、もう1つは手足の指や足の裏(ふち)、耳たぶや鼻、頬に赤い発疹が出る「多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)型」です。いずれの場合もひどくなると水疱が生じ、さらにそれが破れてびらん(ただれ)を生じたりします。

子どもに多く見られる「樽柿型」。大人にも症状の多い「多形滲出性紅斑型」.

こうしたしもやけと似ている症状に、「ひび」「あかぎれ」があります。同じく冬に多い肌トラブルですが、しもやけが赤く腫れてむずがゆいのにくらべ、「ひび」「あかぎれ」は水分喪失による肌の亀裂や出血、痛みをともなう症状があることから区別できます。

また、しもやけの別名である凍瘡(とうそう)と似た言葉に凍傷(とうしょう)があります。どちらも寒さが原因で生じますが、しもやけが日常的な寒さから生じるのに対し、凍傷は氷点下の冬山登山などのように急激に長時間、厳しい寒冷にさらされることで引き起こされるという違いがあります。

凍傷では皮膚組織が凍結し、壊死が深い部分にまで達するなどして、外科的処置が必要となることもあります。しもやけは一般的に、そこまで重症化することはありません。むしろ日常生活におけるこまめな寒さ対策、継続した肌のケアが必要となってきます。