2011 年 05 月 05 日 (木)|RSS Feed
さまざまな箇所にできる「子宮内膜症」

by 漢方屋

さまざまな箇所にできる「子宮内膜症」

子宮内膜症とは、本来なら子宮の内側を覆っていて、女性ホルモンの作用をうけて増殖したり、剥がれ落ちたりする「子宮内膜」という部分が、本来あるべき子宮の内側以外のところにでき、月経のたびに増殖→剥離を繰り返してしまう病気。

わかりやすく言うと、「子宮内の表面にあるはずの膜が他のところにできてしまう症状」となります。原因は残念ながらまだはっきりとはわかっていません。

子宮内膜症は、体中の色々なところに発生し、発生した部位によって違う病名で呼ばれます。子宮の筋層内にもぐりこんで増殖する場合は「子宮腺筋症」。卵巣にできてしまった子宮内膜症が毎月の生理のたびに出血し、卵巣内に血がたまってしまい、古い血の塊がちょうど溶かしたチョコレートのように見えるのが「チョコレートのう腫」(のう腫とは中に液体成分がたまった袋状のもの、という意味です)。

さらに子宮内膜症は子宮の表面、卵管などの骨盤内にもでき、何度も出血を繰り返していると、そのうち骨盤内の組織が癒着して「凍結骨盤」というがちがちの骨盤になってしまうことすらあります。

余談ですが、子宮内膜症はたまに肺などにできることもあります。