2011 年 04 月 11 日 (月)|RSS Feed
メタボリック・シンドロームの症状とは?

by 漢方屋

メタボリック・シンドロームの症状とは?
 

タバコは動脈硬化を促進する大きな原因です。せっかく食事や運動に気を遣っても効果を打ち消してしまいます
無症状です。

と書いてしまうと驚いてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、この病気が見つかった方の中では次のステップである、脳梗塞や心筋梗塞など重篤な合併症をまだ発症していない方も多くいらっしゃるのです。つまり、こうした合併症がなければ自覚症状がない、言い換えれば、

これからの生活習慣によっては重大な合併症を十分に予防でき、今後も無症状で経過できる方も多く含まれている

ということです。こうした理由からも、メタボリック・シンドロームを早期発見することがいかに大切かということをご理解いただけるでしょうか。それでは、もっと具体的にメタボリック・シンドロームについてご説明します。

メタボリック・シンドロームの診断法


特に上半身が肥満になりやすい体質(りんご型肥満)である場合、いわゆる内臓脂肪の蓄積と関連して、動脈硬化症が進行しやすくなります。このため、メタボリック・シンドロームの診断基準として、ウエスト周囲径(腹囲:へその高さで測定)が
男性では85cm以上、女性では90cm以上
であることが前提となっています。腹囲の測定については、この基準値であれば内臓脂肪量が男女ともに100平方センチメートル以上あるであろう、という推定から成り立っていますので、腹部CT検査を行って内臓脂肪量(CTでは断面積で換算)を正確に測るべきという意見もあります。

いずれにしても、腹囲測定値ないし内臓脂肪量(面積)が男女それぞれの基準を上回り、更に次の3つの項目のうち2つ以上あてはまるとメタボリック・シンドロームと診断されます。
血液検査で中性脂肪150mg/dl以上かつ・またはHDL(善玉コレステロール)40mg/dl未満
収縮期血圧130mmHg以上かつ・または拡張期血圧85mmHg以上
空腹時血糖値110mg/dl以上
このように、血圧と血液検査によって確定診断となります。空腹時の血液検査については、一夜漬けは厳禁! 健康診断前日チェックでもご説明したように、前日の生活にも注意しなければ正しく診断できないことがあります。

なお、ここでは日本内科学会雑誌(2005年)に発表された診断基準を基にしています。国内外の研究者によっては、若干異なる診断基準を提唱されている場合もあります。