2011 年 03 月 28 日 (月)|RSS Feed
5分でカンタン!風邪対策の本格薬膳スープ

by 漢方屋

5分でカンタン!風邪対策の本格薬膳スープ

大気が乾燥し、急に涼しくなってくるこの季節。体調などを崩して熱を出したり、風邪などを引いたりはしていませんか? 今回はスーパーで手に入る材料&5分で出来る手軽さが魅力の風邪対策薬膳をご紹介します!

風邪はカラダを温めるだけじゃダメ?

「風邪を引いたら、カラダを温めるものを食べて、早く寝る」とよくいいますよね。もちろん間違いではないのですが、漢方の場合だともうひとつ忘れてはならないことがあります。それは「風邪」という風の邪気を取り除くために、発散作用のあるものをいれて、汗をかかせて悪い邪気を追い払うということなんです。

このことを漢方では「表の邪気を解く」という意味で「解表」(げひょう)と呼んだりしますが、解表薬には身近な食材が多いので、ここでいくつかご紹介しましょう。

シナモン
クスノキ科のケイの樹皮で、漢方薬では部位の違いで肉桂や桂枝とも。発汗作用があり、冷えによる関節痛や胃の痛みにもいい。カラダを温めて、体内の余分な水分を排出する作用もある。

シソ
寒さを散らしてカラダを温めるので、ぞくぞくっと寒気のする風邪の初期症状にいい。滞った気をすっきりさせる作用があるので、嘔吐やゲップ、食欲不振などにも用いることが出来る。

ショウガ
辛温性があり、ほかの生薬といっしょに使用して発汗を高めたり、お腹を温める作用があるので、寒さによる胃の痛みにもいい。嘔吐どめにもよく用いられ、魚の毒を取ったり利尿作用もある。

ネギ
生薬名では「葱白」(そうはく)といい、カラダに溜まった悪い気を発散させ、発熱や悪寒の補助にも使用できる。カラダを温めて痛みを止める作用もある。

香菜
生薬名ではゲンスイといい全草を用いる。コリアンダーやパクチーとも。寒さを散らし、発汗作用がある。はしかなどの透発を促進させて、毒を排出させる作用もある。


これらの解表薬は芳香性があるものが多いので、調理するときは長時間煮すぎないようにするのがポイントです。