2011 年 03 月 16 日 (水)|RSS Feed
かぜの自然治癒力を引き出しやすいのは生薬

by 漢方屋

かぜの自然治癒力を引き出しやすいのは生薬

一方、生薬の多くは、症状が起きた原因そのものに作用するように処方されているのが特徴です。生薬が薬の中に処方されているのは、症状を治すだけでなく、自然治癒力をうまく引き出すことを狙いとしているからです。

例えば、洋薬が解熱効果のある成分で熱を下げようとするのに対し、生薬の1つである生姜(ショウキョウ)は身体全体の血流を活発にし、たくさんの汗をかかせることで解熱を促します。民間療法で、かぜをひいた時に、しょうが湯を飲むことを勧められること思い出していただければわかりやすいでしょう。つまり、成分でかぜの症状を狙い撃ちするのではなく、自然治癒力を最大限に引き出すような状態を整える点に重きを置いているといえるのです。
狙い撃ちではないので身体に負担がかかりにくいのが利点です。

あくまでも「根治療法」を目指す

先にも述べましたが、かぜは主にウイルス(ビールス)を原因として起こります。
かぜ薬の働きの例で見たように、洋薬の中の解熱成分は発熱という症状を抑えるためには有効ですが、原因となるウイルスそのものを退治するのは、自分の自身が本来持っている自然治癒力です。

生薬は、人間に本来備わっている身体の抵抗力で無理なくウイルスを退治する「根治療法」を助ける働きも併せもっています。
人間なら誰でもが持っている「自然治癒力」の効果を見直してみませんか?

かぜの症状は時間が経つと症状がひどくなりがちです。かぜのひきはじめにきちんとケアを心掛け、楽しい冬を過ごしましょう。