2011 年 03 月 16 日 (水)|RSS Feed
のどの風邪……他の病気を引き起こす危険性がある

by 漢方屋

のどの風邪……他の病気を引き起こす危険性がある


微熱があって喉が痛い場合があります。非常に喉の炎症が強くて、喉が赤く腫れて痛みが非常に強い場合は、溶連菌(化膿性連鎖球菌、A群β溶血連鎖球菌)による感染を起こしている場合があります。ウイルスには抗生物質は無効ですが、細菌である溶連菌に対しては有効です。

風邪による喉の痛みは軽視してはいけません。この菌に対する免疫反応が、発熱や喉の腫れがひいた頃に、別の病気を引き起こす事があるからです。心臓疾患や関節の炎症を伴う疾患をリウマチ熱と呼びます。急性糸球体腎炎という血尿と浮腫と高血圧を起こす疾患もあります。


お腹の風邪……脱水症状の改善が重要


風邪症候群は気道感染による疾患とされていますが、「お腹の風邪」という表現が使われる場合があります。微熱があって嘔吐や下痢症状がある場合に、この表現を用います。

ウイルス性腸炎の原因としては、集団発生の場合を含めてノロウイルスが多いことが判明していますが、ノロウイルス以外にも消化管に感染するウイルスはあります。例えば小児に多いロタウイルス、結膜炎の原因にもなるアデノウイルスでは迅速キットが診断に利用出来ます。

細菌性の食中毒でも嘔吐や下痢症状を来します。お腹の風邪というときは個々の例では原因の最終的な究明はできない場合が多いのですが、治療としては脱水症状の改善が重要です。脱水症状の改善には静脈内への点滴が有効とされています。

夏風邪……呼吸器以外の症状も多い


夏風邪という言葉もあります。夏風邪には複数のウイルスが関係しています。呼吸器以外に、目の症状や消化器症状、発疹を伴う事があります。ウイルス性腸炎をさしている場合も多く、夏にかかる「お腹の風邪」のことをこう呼ぶこともあります。

主な風邪の種類については以上です。