2011 年 06 月 15 日 (水)|RSS Feed
尿を十分に溜めて、必要なときに排尿できるメカニズム

by 漢方屋

尿を十分に溜めて、必要なときに排尿できるメカニズム

尿は腎臓でつくられます。

 
腎臓はウエストあたりに位置し、背骨を挟んで左右に1つずつあります。尿はここでつくられます。腎臓には、成人で毎日約1.5トンの血液が送り込まれます。その中から水分やブドウ糖、アミノ酸などの栄養分が再吸収されます。そして最終的に残った余分な水分や老廃物などが尿です。つくられる量は1分間で約1cc、1日で約1000~1500ccになります。

尿は膀胱に溜まります。

 
腎臓でつくられた尿は、尿管を通って運ばれ膀胱に溜まっていきます。膀胱はよく伸び縮みし、排尿のとき以外は尿をためてふくらんだ状態になっています。からっぽのときはしぼんだ袋状で、いっぱいになると丸く脹らみ、尿を溜めることができます。個人差はありますが、我慢すれば600ccぐらい溜めることも可能です。こんなにたくさん尿を溜められるのは、膀胱が柔軟性に富んだ筋肉でできているためです。

尿意が脳に伝えられます。

膀胱に尿が半分くらい溜まると筋肉が圧力を感じ、そのシグナルが脊髄を経て脳に伝わります。
ここで尿意を感じ「トイレに行きたい」という気持ちになります。そして、脳が「おしっこをする」か「我慢するか」を判断し、膀胱と尿道に伝えます。
脳が「おしっこをする」と決めると、その命令は再び脊髄を経て、膀胱と尿道に伝えられます。

排尿は筋肉がコントロールします。

尿の最後の通り道となるのが尿道です。その尿道にある尿道括約筋がバルブ役となり、自分の意思でおしっこを出す、出さないをコントロールします。そして尿道が開くと、膀胱の筋肉が収縮し、ポンプのような働きをしておしっこを排泄します。

尿道には男女差があります。

腎臓から膀胱までの構造は男女ともほぼ同じですが、尿道の構造とその周囲の器官や筋肉は男性と女性では異なります。男性は尿道が長く、L字型に曲がっています。しかし、女性は男性に比べ尿道が短かいうえに、まっすぐ下に伸びているので、頻尿や尿もれを起こしやすい構造といえます。