2016 年 11 月 19 日 (土)|RSS Feed
陣痛痛みをしのぐための4つのテクニックを教えます

by 漢方屋

陣痛が4分間隔に!もう少しで出産ですよ

妊娠およそ10ヶ月…お腹の中で大切に育んだ命と同じ身体で一緒に過ごした大切な時間を考えると、もうすぐ会える楽しみは膨らむ一方ですね。増してくる痛みの強さに不安になることもあります。陣痛が4分間隔、出産まではあと僅かでも、まだまだいきみは逃したい時間など、4分間隔の陣痛の痛みをどう乗り切ればいいのかをご紹介します。

陣痛の間隔と痛む時間ってどれくらい?

不思議なことに陣痛が始まると、その規則的に押し寄せる痛みの波に…私達に組み込まれた自然のプロセスがあることを目の当たりにし、深い感動に包まれます。4分間隔は出産まで近づいたとはいえ、まだまだ体力を温存したいところ…陣痛の時間を目安に出産までの流れを見ていきましょう。

陣痛が10分間隔「準備期」

生理痛かな…という痛み方をジワジワ感じ始める頃です。子宮口は1センチ程度開き、30〜40秒の痛みがおよそ10分間隔で訪れます。

陣痛の時間を測ってメモを取り始め、病院へ連絡して医師の判断を仰ぎましょう。もしも破水しているようであれば、入浴は控え、厚手のタオルと防水シートなど用意して病院へ向かいましょう。

陣痛が4分間隔の「進行期」

子宮口が4〜5センチに広がり、30〜40秒程続く痛みが、およそ4分間隔で押し寄せてきます。痛みも辛くなり始め、笑う余裕はなくなるくらいになります。赤ちゃんも陣痛によってギューッと締め付けられ、苦しさを感じ少しずつ少しずつ外に出ようと一緒に頑張っているのです。

ただし4分間隔の陣痛ではまだいきみは逃したいところ、呼吸はゆっくり吸って、長〜くゆっくり吐き、吐くことに集中して、吐ききったら吸うという感じで繰り返していきます。痛みが治まってきたらこまめに水分をとり、リラックスをして次の痛みに備えましょう。

「極期」は陣痛が1分間隔に

子宮口が9~10センチと大きく開き、痛みは60~90秒程続き、激しい痛みがおよそ1分間隔と本格的な陣痛に突入します。立っていられなくなる程の痛みに襲われますが、陣痛の間はしっかりと目を見開いておきましょう。痛みが続くことで挫けそうになったり、先が見えなくて当惑したり、怒りっぽくなったりと、感情をコントロールする余裕もなくなりますが、赤ちゃんはちゃんと下りてきているようです。

なるべく呼吸に集中し、冷静さを保ちましょう。子宮口が全開大するまではいきみんではいけません。ヒッ!ヒッ!フーいう呼吸でいきみを逃していきます。ヒッヒッと短く息を吐き、フーで長く吐き切ります。いきみを逃すのが厳しくなってきたらヒッ!ヒッ!フー、ウンと短くいきんでみましょう。

「娩出期」は陣痛がピークに!

陣痛はピークを迎え、陣痛の波が来るタイミングでお腹に力が加わることで、赤ちゃんの下りてくる速さも加速してくるようです。この頃には会陰から赤ちゃんの頭も見え隠れし、会陰が押し広げられるので、状況に応じて会陰切開が行われます。お母さんは陣痛が訪れる度にいきみたくなりますが、フー、ウンと一呼吸毎に休息を入れていきみを逃がしていきましょう。

医師や助産師さんから「いきんでいいですよ!」と合図があったら、出産もクライマックスです。ゆっくり2度の深呼吸を行い、3度目で大きく息を吸い込みギューッといきみます。いきむ時は長く長く息の続く限り、お腹に力を込めて息を吐き、吐き切ったら胸に手を当てハッ!ハッ!ハッ!ハッ!と浅い深呼吸を繰り返します。

赤ちゃんはお母さんのいきみの力を借りて、頭から肩、身体全体を回旋させならが誕生してくるようです。待ちに待ったご対面の瞬間ですね。

痛みを和らげ陣痛を乗り切る4つのコツ

陣痛の痛みは本当に痛いもの…でも、陣痛には波があるようです。4分間隔まで陣痛の波が押し寄せてきたら、陣痛と陣痛の合間の時間をうまく使って、陣痛のタイミングをつかみ、少しでも痛みを逃しながら乗り切っていきましょう。

リラックス、呼吸に意識を傾けてみましょう

陣痛の痛みを乗り切るために最も重要になるのが「呼吸」になります。普段何気なく行っている呼吸も出産前から意識を傾け、深呼吸の練習をしておきましょう。お母さんが陣痛に合わせて上手に呼吸を行うことで、赤ちゃんにもたくさんの酸素を届けてあげることができるようですよ。

陣痛が4分間隔くらいになると痛みが激しさを増してますが、子宮口が開かずなかなか出産までには進まない方もいるようです。そんな時には自分にとって心地よい音楽を聞いて気分を変えることで、身体に入った力がすっと抜けてリラックスしやすくなる場合もあるようです。お母さんの力が抜けると、赤ちゃんもリラックスできるようですよ。

陣痛の合間に、楽な姿勢を探してみる

陣痛が始まる痛みを我慢して堪え忍ぶ…というイメージに陥りがちですが、ドンッと座って動かない人ほどお産が進まない場合もあるようです。陣痛の合間に動ける範囲での安産体操で、赤ちゃんが産道を進みやすいよう手助けしてあげることも有効のようです。

例えば階段の上り下りは重力の力を借りて、赤ちゃんが降りてきやすいようにする手助けとなりますし、バランスボールやアクティブチェアを使って座ったり、あぐらや四つん這いになる体勢は骨盤が広がり、赤ちゃんが回りやすくなるようです。陣痛が4分間隔であれば、まだリラックスして過ごしたい時でもありますので、足の間にクッションなどを挟み、横向きで寝る体勢で痛みを逃すこともおすすめのようです。

冷えないように、体を温めましょう

妊娠生活は勿論、出産から産後にかけ冷えは禁物です。血液の流れを促すためにも身体を冷やさないよう心がけましょう。いざ出産という場合でも身体が冷えていると、筋肉が固まり子宮口の開きが鈍くなってしまう場合が多いようです。

肛門から腰にかけては特に冷やさずあたためるようにしましょう。手の温もりを利用して、手を当ててマッサージをしたり、お灸で温めるという対処法もありますが、腰全体をあたためることで陣痛の痛みを緩和させる効果が期待できます。

4分間隔で、上手にいきみを逃しましょう

赤ちゃんが下りてきて、肛門部分を圧迫し始めると、自然に押し出したい衝動が押し寄せてきて、このことを「いきみ」といいます。とにかく痛くて、苦しくて…赤ちゃんがすっぽりはまった圧迫感でいきみたくて仕方がない気持ちはわかりますが、むやみにいきんでしまうと、赤ちゃんに酸素を送ることができなくなり、その苦しさから心音が鈍くなってしまう場合もありますので、呼吸はしっかりと行い、助産師さんの指示を待ちましょう。

4分間隔ではまだまだいきみ始めても、すぐには赤ちゃんが下りてこない場合も多く、お母さんの体力を温存するためにも呼吸を上手に使っていきみを逃しましょう。上半身を少し起こし、仰向けで膝を立てた姿勢で過ごすこともおすすめのようです。決してお産が進みやすくなるわけではないのですが、お母さんの体力を温存し、赤ちゃんストレスを最小限に保つことで、スムーズなお産につながる結果になると言われています。

知りたい!陣痛の気になるところ

出産はまさに予想のつかない大仕事。初めての出産でも、2人目、3人目…でも、そのエピソードは多種多様。でも、おおまかな傾向があることを知っておけば心構えもまた違うはずです。

違いはあるの?初産婦さんと経産婦さん

初産婦さんと経産婦さんでは分娩の進み方が明らかに違い、経産婦さんの場合には軽い張りの波がある程度でも子宮口はどんどん開き、赤ちゃんが産道を進む速度は早くなるようです。また前回の出産経験で身体が順応し、産道が柔らかく伸びやすくなっているので初産婦さんよりは痛くはないようで、赤ちゃんの旋回もスムーズなため本格的な陣痛を感じる時間が短いのが特徴的のようです。

初産婦さんの場合には子宮口の全開からいざ出産となるまでには2〜3時間程度かかるというのが平均ですが、経産婦さんの場合には30分〜1時間と一気に出産に進む傾向があり、分娩所要時間も初産婦の場合には10〜12時間、経産婦の場合には6〜8時間とぐっと短くなる傾向があるようです。

陣痛から出産までどれくらい頑張ればいい?

陣痛の感じ方は準備期ではお腹全体が収縮して痛みを感じ始める頃で、生理痛のような鈍い痛みを感じて陣痛の間隔を計測し始めるのもこの辺りからになるようです。陣痛がおよそ4分間隔となる進行期では下腹部にギューっと集中した収縮を感じ、痛みが押し寄せると辛くなってくる頃です。収縮のピークを迎える極期には下腹部だけではなく、腰痛も合わせて強く感じ、子宮口が開大になるといよいよ出産となるようです。

赤ちゃんに会えるのも、もうすぐですね

陣痛の痛みは、これまで味わったことがない程の辛い痛みですが、赤ちゃんも貴方に会うために苦しさに耐えながら、狭い産道を進んできます。出産は赤ちゃんとお母さんが力を合わせて行う、初めての共同作業なのです。

陣痛が4分間隔に差し迫り、痛みを逃すのも大変だと思いますが、赤ちゃんの「オギャーッ」という第一声は、愛おしさ100%ですよ。