2011 年 01 月 02 日 (日)|RSS Feed
片仔廣(片仔こう、へんしこう)

by 漢方屋

章州片仔廣製薬公司の片仔廣(へんしこう

片仔廣(へんしこう)の会社概要

片仔廣(へんしこう)は中国において、『国家一級中薬保護品種』に列せられ、その処方と製造技術は国家の極秘級の保護を受けています。生産は章州片仔廣製薬公司によって独占され、香港章州龍實業有限公司が海外総代理、総販売店として販売を担当しています。章州市製薬公司は、職員は約500名。そのうち医薬関係と各種学科の専門技術者が全体の約20%を占め、技術力の層の厚さを誇っています。
 
現在、片仔廣(へんしこう)を含め約30種類の薬品を製造しています。工場は一般の方も見学できますが、片仔こう(へんしこう)の製造ラインに関しては工場内の人も出入りを制限されているほどです。また、片仔廣(へんしこう)製造方法についても国家機密レベルの保護を受けています。

片仔廣(へんしこう)は中国の漢方薬の中でトップの座を占めている名薬の一種で中国本土だけではなくで世界の華僑圏にも広く使用されていで、“神薬”と称されています。現代医学の研究と臨床鑑定の結果、片仔廣は中国の「国宝神薬」と呼ばれるようになり、 『榮獲國家品質金奬』(国家金質賞)、『中国万病を克服する星コンテスト金賞』、 『中国中薬ブランド製品』の称号を獲得、中国において「国家一級中薬保護品質」に 列せられました。

片仔廣(へんしこう)とは? 

片仔廣(へんしこう)とは、中国福建省章州市製薬公司一ヶ所だけで製造されている漢方製剤です。その処方と製法は宮廷秘法となっており、国家の保護を受けています。片仔廣(へんしこう)は肝臓漢方薬として知られていますが、もともと打ち身や消炎止痛、消腫止痛、清熱解毒の効能を持つとされる薬です。免疫力を高める効果があるとも言われています。

片仔廣(へんしこう)の成分

田七(85%): 別名は三七山漆。うこぎ科の植物で、薬用人参の一種である三七人参の根を乾燥させたもの。現在は栽培化されていますが、かつては「金不換?金とも交換しない)という別名があったほど珍重されていました。この田七は、止血作用や鬱血による腫れ、痛みを軽減させる薬として使用されてきました。
また、血液循環を促進し、ウイルスを抑制、血中コレステロールを減少させることにも効果があると言われています。

蛇胆(7%): 蛇の胆嚢を乾燥させたもの。中医学的には清肺火痰、清熱解毒といいますが、熱による咳、のどの腫れ、目の腫れ、黄疸、下痢、各種できものの治療に効果があるとされています。

牛黄(5%): 牛の胆嚢、胆管、あるいは胆管の中の結石。血圧を下げ、血液中のコレステロールを減少させる働きがあると言われています。発熱を伴う疾患やのどの腫れ、痛み、ただれ、口内炎、各種できもの、ひきつけなどの治療に使用されています。

麝香(3%): 牡のジャコウジカの香襄の中の独特な分泌物。ジャコウジカは、中国の雲南省や四川省、チベット、ネパールなどのヒマラヤ山岳地帯にしか棲息していないため、ワシントン条約により輸出入が禁止されています。
麝香は、活血散結や強い消炎抗菌作用があるそうです。そのため、鎮静、強心、失神、ひきつけ、腹痛などの症状に効果が見られると言われています。 

片仔廣(へんしこう)の歴史

1555年、明の世宗の御典医の1人が、朝廷の暴政に不満を抱き、帝都を逃げ出しました。 その御典医は、転々とした後、章州まで渡り、東門外璞山岩寺で僧となります。 彼は一般大衆が疫病に苦しんでいる状況を目撃し、かつての医者として世を救おうと 決心しました。そして、宮廷の極秘処方と製法をもとに、麝香、牛黄、蛇の胆、田七人参、等の貴重な天然薬材を使用し、片仔廣(片仔こう)を作り出したのです。 

当時は「八宝丹」という名で広がりましたが、「一片をもって廣を退ける(消炎)ことが出来る?薬ということで、片仔廣と呼ばれるようになりました。この薬は、打ち身、火傷などの各種の傷、化膿、原因不明の病毒による腫れ、炎症による 痛み、発熱などに顕著な治療効果があったようで、服用しても患部に湿布してもよく、人々から非常に歓迎されました。また、華僑の移住に伴い、海外においても大きな称賛を得ていきました。

そして、1911年頃に璞岩山の僧侶が章州東門に馨苑茶荘という製薬所を作り、片仔廣の製造を専門的に開始しました。この馨苑茶荘は1956年に同善堂聯合製薬廠に合併され、その後、現在のショウ州市製薬廠と改称されたのです。 

片仔廣(へんしこう)よくある質問 

日本国内で片仔廣(へんしこう)買えますか?

日本国内では片仔廣(へんしこう)は未承認薬であるため、一切、販売できません。丸薬については、密輸品や偽物が出回っているとの情報もあります。十分ご注意下さい。
販売者などの情報がありましたらご提供下さい。なお、海外旅行の際に持ち帰る場合、または海外のお知り合いの方から購入するなどの場合でも?中国政府の発行する輸出許可証を個人名で取得しなければ国内に持ち込むことはできません。

片仔廣(へんしこう)個人輸入って?

未承認の薬であっても、個人用であれば、1人1回につき2ヵ月分以内(一般薬)の数量を輸入または持ち帰ることが認められています。片仔廣の場合は、1回につき最大3箱(丸薬)までとなります。本人以外への販売、授与は出来ません。あくまでも、個人使用分です。ただし、ワシントン条約の制約を受けるジャコウジカの成分が含まれているため、輸入、持ち帰りごとに、中国または香港政府の発行する許可証が個人名で必要となります。この許可証がない限り、日本国内に持ち込むことは出来ません。税関検査により、返送もしくは廃棄処分となります。

現在、この個人輸入の代行業務を行なっているのは、第一漢方専門薬局です。

ワシントン条約とは?

正式名称は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(convention on international trade in endangered species of wild fauna and flora)。野生動植物の国際取引が乱獲を招き、種の存続が脅かされることのないように取引きを規制するものです。日本は1980年に加入し、現在では140ヶ国以上が加盟しています。

保護の度合いに応じて、
「付属書Ⅰ?商業目的の国際取引を禁止)
「付属書Ⅱ?商取引に輸出国の許可証が必要)
「付属書Ⅲ?国ごとに品目を指定)
の3区分に分けられ、それぞれに品目が記載されています。

片仔廣(へんしこう)は「付属書Ⅱ」の区分にあたり、中国政府の発行する輸出許可証が必要です。輸出許可証はサイテス(CITES)とも略されます。

片仔廣(片仔こう、へんしこう)の関連名薬

片仔廣(へんしこう)、片仔廣カプセル、片仔廣軟膏(へんしこうなんこう)、片仔廣珍珠膏(へんしこうパールクリーム)

片仔廣(片仔こう、へんしこう)の関連知識

■片仔廣とは「肝機能を改善する特効薬として有名です。毒虫に指された場合やニキビの治療には内服と同時に外用薬として塗布するといっそう効果があります。外用には、薄切りにしてぬるま湯に溶かし、患部に塗布します。『日本で買える本場中国の漢方薬ガイド』により。

■片仔廣は中国福建省の彰州「片仔廣」薬業株式会社が400年以上にわたり培ってきた技術であり、肝炎など肝臓の炎症に素晴らしい効果があるとされ中国の国家的名薬に指定されています。田七、麝香、牛黄、蛇胆が主成分で、金と同じ位価値があると言われている非常に高価な薬です。成分内の「牛黄」がワシントン条約の対象品のため、、日本では厚生省の許可がおりていません。。

■日本の国内には陽神顆粒、廣禅顆粒、連銭顆粒などという片仔廣関連の健康食品の名義で販売されているものがありまが、価格は非常に高いだけでなく、片仔廣の有効成分もわずかに一部しか含まないので、片仔廣の本来の効果が期待できません。