2011 年 02 月 15 日 (火)|RSS Feed
漢方医学から考える風邪予防!

by 漢方屋

漢方医学から考える風邪予防!

風邪の漢方・「邪」が身体に入ってくる?

風邪は万病のもと。病気の基本のように言われながらも特効薬はなく、一方、しょうが湯やたまご酒などの民間療法が、古くから伝えられてきました。民間療法には効果があるのでしょうか? 古来、日本では漢方医学が発達してきたことから、風邪対策のヒントは漢方医学にあると考え、漢方医の先生にお話を伺いました。

まだまだ風邪が流行っていますね。風邪薬さえ飲めばいいという発想を変えてみませんか。今回は漢方視点の風邪予防をご紹介します。さらに風邪の民間療法も検証しました。

「風邪」は、「風」に「邪」と書きます。この「邪」という文字に漢方医学における風邪を理解するヒントがあります。漢方医学の考え方では、風邪は、風や寒さといった周りの環境が身体に害を及ぼして起こる病気とされます。例えば、普段は心地よい風も、不快に感じるようならば病気の原因になってしまいます。「邪」とは、このように病気の原因になるもののことなのです。「邪」は大きく分けて、環境によるものと、体内に起因するものがあります。前者は、風や寒さ、暑さ、湿気、乾燥など、後者はむくみや鬱血などが挙げられます。

このような環境の変化による邪から身を守っているのは、皮膚や粘膜です。これらが防御しきれなくなると風邪をひきます。また、身体の中の水分や熱のバランスは体調に大きく影響します。風邪をひいたら、ただ体調が悪いというだけでなく、「どこがどのように悪くなったか」を意識して、それに合わせた対策を取ることが大事です。このポイントで、民間療法を考えてみると、意外に合理的であることがわかるのです。