2011 年 01 月 27 日 (木)|RSS Feed
漢方で解く! アトピーの代表的な4タイプ

by 漢方屋

漢方で解く! アトピーの代表的な4タイプ

■現代人に多い、ストレスで悪化するタイプ
ストレスによって自律神経のバランスが乱れ、免疫システムを正常な状態に保つことができなくなるために、いろいろなものに過剰に反応してしまいます。ストレスによって症状が増減するのが特徴で、社会人になってから発症する、大人アトピーに多いタイプといえます。

具体的な症状としては、肌の赤み、かゆみ、ストレスによって肌アレが悪化する、胸や脇が張る、肩こり、便秘と下痢を交互にくり返す、寝つきが悪い、味・匂いに敏感など。このタイプは漢方薬での治療とともに、ストレスへの対処方法を考えていくことがポイントです。

処方例には、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)など。どれも、ストレスに関連の深い臓器である「肝」の熱を冷ましてくれる作用があります。

■梅雨時に悪化しやすい、ジュクジュク肌タイプ
日本人に多いタイプがコレ。胃腸の働きが悪かったり、お酒を多く飲むなどの飲食の不摂生で体内に余計な水分がたまり、その余計な水分が皮膚表面にも影響がでて、ジュクジュクしたアトピーになってしまいます。

余計な水分がたまっているため、湿気の多い梅雨時にアトピーが悪化するのが特徴。このタイプは食生活を見直しが必要です。甘いもの、脂っこいもの、生ものは控えるようにしましょう。

竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などが代表的な漢方です。赤く盛り上がった湿疹や水泡をつぶすと汁が出るような、ジュクジュクしたアトピーに用いられます。

■秋~冬に多くなる、カサカサ乾燥タイプ
乾燥が強くなる秋から冬にかけて悪化しやすいのが、このタイプ。胃腸が弱く、うまく血を作れないために、お肌を潤す成分不足で発症します。秋口に向けて、夏場にしっかり&たっぷり保湿しておくと症状も和らぐでしょう。


これらの漢方は足りない血液や水分を補い、肌に潤いを与えてくれます。慢性的な湿疹にも使えますよ。

■乳幼児から発症し、腎の機能が弱いタイプ
先天的にカラダが弱く、成長発育が遅れている子供や、小さい頃からアトピーをひきずっている人に多く見られます。

生命力を司る腎臓の働きが弱いために水分をうまく吸収することができず、余計な水分が体内にたまって皮膚にも影響がでてしまいます。

このタイプは、皮膚をかいても汁が少なかったり、皮膚の乾燥やかゆみが強くなります。皮膚以外の症状では、風邪にかかりやすかったり、足腰が弱い、元気がない、虫歯が多いなんてことも……。

漢方薬では腎の機能低下にいい六味丸(ろくみがん)、知柏地黄丸(ちばくじおうがん)などを処方したりします。