2013 年 11 月 12 日 (火)|RSS Feed
淫羊霍(いんようかく)

by 漢方屋

淫羊霍(いんようかく)

 淫羊霍(いんようかく)はメギ科ホザキノイカリソウ (湖北、四川など) 、ヤチマタイカリソウ (陝西、湖南、遼寧など)の全草を乾燥したものです。一般に葉を用いるが、枝や茎も用いられます。

湖北省のある地方の羊飼いがある日、羊をいつもと違う場所で放牧したところ、その夜、雄の羊が雌を追いかけまわし、一晩中飛び回って大変でした。飼い主は次の日も同じところへ行くように羊飼いに言いました。そうすると、その夜も同じ有様でした。機転のきく飼い主はその場所の草を沢山集め、どの草が羊を発情させるか調べました。そうして見つけた草を近くにいる若い夫婦の、体の弱い夫に飲ませたところ、夫婦仲も良くなり、1年もすると妻は身ごもったといいます。そこで、飼い主が淫羊カク(いんようかく)と名付けたという民話が残っています。

漢方では、補腎壮陽・去風湿、性機能の興奮・降圧・抗ウイルス・少量では利尿、大量では抗利尿に働くがあり、腎を強め、腎陽虚(じんようきょ)によるインポテンツ.html">インポテンツ、勃起不全早漏、足腰の痛みと冷え、また女性の不妊、月経不順にも用います。

民間では、イカリ草としてしられ、薬酒につくり、強壮、老化防止などの目的で使用される。腎の気を補うはたらきがすぐれているため、虚症の腎虚による、不妊、頻尿、腰部の倦怠感・無力感などに用います。