2016 年 12 月 16 日 (金)|RSS Feed
死ぬまで若い女を抱く絶倫男たち

by 漢方屋

 最近、「高齢者のセックス特集」が週刊誌を賑わしている。特に、男性を意識した大手週刊誌では、「死ぬまでセックス」「80歳まで現役」「20代を抱いて死にたい!」「60歳過ぎたら不倫じゃない!」「死ぬ前に一度だけでいい……柔らかい肌を……」といった過激な見出しが並んでいる。

 このように、高齢者対象のセックス記事がドカ売れしているらしい……。

 中身はというと「20代女の口説き方」、「ジジイ好き女、やらせてくれそうなギャルの見分け方」、など若い女を落とすマニュアルまでごていねいに書かれている。

 なぜ、ここまで高齢者に対するセックス特集が流行るのか? 週刊誌の読者層の高年齢化という理由が一番大きいと思われる。ただ、現実には加齢とともに精力が減退するものだし、ご老人になってもモテモテ何ていう男性は全体のほんの数%に過ぎないのでは……。

 だが、50歳、60歳を過ぎても、死ぬまでお盛んな男性も歴史上に存在していた。

■日本のお盛んなジジイ

・蓮如……84歳で子どもを作った

 蓮如は、室町時代の僧。衰退した本願寺を再生し浄土真宗を民衆に分かりやすく広めた人物だ。布教活動だけでなく、夜のほうも精力的だったようだ。蓮如には5人の正妻がいたが、子どもを27人(13男14女)も儲けている。末の子どもは何と蓮如84歳の時に生まれたというから、かなりの絶倫だったに違いない。ただ、蓮如は浮気はせず、全員正妻の子どもであった。蓮如が5人も妻をめとる事になったのは、妻に次々と先立たれたからだという。短期間のうちに妊娠出産を繰り返したため、妻が衰弱死したといわれている。

 蓮如がここまで子作りに精を出したのは、子どもたちを政略結婚に利用したり、教団の結束を固め、ネットワークを広めるためだそうだ。

・徳川 家斉……50人位上の子どもを生ませた

 徳川15代将軍の中で一番絶倫だと思われるのが、江戸幕府11代将軍 徳川 家斉。妻妾に50人以上の子どもを生ませた。絶倫の源は、精力増強のためオットセイのペニスを粉末にしたものを愛飲していたからだという。別名「オットセイ将軍」と呼ばれていた。69歳で死ぬまで毎晩のように大奥でセックスに励んでいた。ただ、大奥の維持費や大人数の子どもの養育費など、家斉の放蕩三昧がたたって幕府の財政が火の車になったといわれている。

・一休……88歳まで関係を持った

 とんちで有名な室町時代の僧、一休。彼は自由奔放で風狂な人生を送ったと言われている。飲酒・肉食・女犯や男色も行なっていた。ドクロを持って練り歩くなど奇行が目立つ一休。だが、幕府の権力を後ろ盾に贅沢三昧の高僧に抗議していたため、庶民から熱烈な指示を受けていたスーパースターだった。一休は70歳を超えて、20代の美しい盲目の旅芸者と出会い恋に落ちる。その歳の差50歳以上というから、45歳年下の美女と結婚をした加藤茶もびっくりである。その後、一休が他界する88歳まで二人の関係は続いたという。ちなみに一休は蓮如と親交があったというから、2人で絶倫談義を交わしていたのかもしれない……。

■さまざまな精力増強方法

 精神的に欲望はあっても、加齢とともに肉体は衰えていくもの。EDなどの症状も出て、性行為そのものができなくなっていく人も多い。

「性をいつまでも楽しみたい」という欲望から、人間は古来から精力剤を求めてきたものである。「にんにく」「マムシ」「すっぽん」「うなぎ」……など、精力を高める食べ物はたくさんある。また、精力剤で有名なバイアグラだが、血管拡張作用があるため高血圧、心臓疾患、糖尿病などの病気がある人にとってはリスクもあるという。

 前出の徳川家斉が愛飲していた「オットセイのペニスの粉末」は、オットセイの睾丸から抽出した成分に、発情ホルモンなどが含まれているという。オットセイは一夫多妻。ハーレムを形成している。一日に何十頭というメスと交尾し、さらに突撃してくる他のオスとも激しく戦いながらハーレムを守らないといけない。そのようなオットセイのオスの強さを見た人間がその精力にあやかろうと考えたのはごく自然なことなのかもしれない。

 歴史の古い中国には数々の精力剤がある。なかでも奇妙なものの一つに「秋石」というものがある。日本の江戸時代の文献によると、「秋石」は諸病の妙薬とされているが、小便から採るので、王侯貴族は不潔だと嫌がった。そこで、秋の月の夜に、童便を採って練って作ったとされている。童便とは、12歳以下の子どもの小便のこと。童便は主に男児に限られたという。子どもから採取した小便をツボに貯えて数ヶ月放置すると、底に白い沈殿物がたまる。それを集めて石膏や漢方薬を加えて練って作るのだ。この奇妙な薬は勃起不全にとてもよく効いたという。効果の程ははっきりとはわからない。だが、尿には筋肉運動のエネルギー源となるクレアチニンや性ホルモンなどが含まれており、とくに童の尿は勢いがあっただろうから、かなりの強精作用はあったのだろう。

 食べたり飲んだりするだけでなく、感覚を刺激することによって精力を高めることもできる。ベルギーの「リンブルガー」は猥褻な臭いがするという……つまり女性器を連想させるような。ドイツの「ティルジッター」というチーズを食べた紳士は、口をよくすすいでから帰宅しないと奥方にあらぬ疑いをかけられるという冗談話もあるそうだ。患者に匂いを嗅がせて病気を治療するという「芳香療法」というものがある。このように、チーズなどの臭いから思い出して、発情するという効果があるのだろう。

 高齢者がいつまでも元気でいることは喜ばしいことのように思える……。だが、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世は、年老いてから妻を亡くし、家臣から再婚を勧められた時、こう言ったという。

「父上がよく言っておられた。くたばりぞこないの老人には若い妻を与えるのが一番。これほど、穏やかに死ねる毒はない」

 張り切って若い女を相手にセックスに挑み命を縮める……なんてことにならないように、無理せず妄想のなかで楽しむのが一番安全かもしれない。