2016 年 12 月 24 日 (土)|RSS Feed
日焼けはやけどと一緒なので注意

by 漢方屋

 

日焼け=やけど?日焼け後はどうする?

日焼けは、ずばりやけどです。紫外線を浴びて嬉しいことは、ビタミンDの生合成がありますが、これは知らず知らずの間に行える量でOKです。紫外線を浴び続けることで起こる悪いことは、日焼け=やけどをする事、そして光老化現象がおきて、年齢を重ねるうちに、シミ、しわ、皮膚の良性・悪性の腫瘍となってくることがあります。

できればできるだけ日焼けは避けた方がよさそうですね。ではそんな日焼けが出来た後に行っておきたい対処法ややってはいけないことを解説していきたいと思います。

日焼けっていったいなに?

では日焼けについてもう少し詳しくお話ししていきましょう。

やけどの一種

日焼けは軽いやけどの症状になります。「放射線熱傷」ともいわれます。

放射線といえば、よくがんが出来た人に放射線療法というものを行うことがあるのですが、このメカニズムは日焼けとよく似ていて、日焼けも放射線療法も光線に対する皮膚の反応なのです。放射線療法の目的はがん細胞が増殖するのを防ぐとともに、正常細胞にも同様に働くため、皮膚にある水分が蒸発・乾燥を起こし、かゆくなります。

これは、元気だった皮膚が放射線により死んでしまい、かさぶたとなって剥がれてくる状態なのです。これが日焼けでも起こるんですね。

日焼けは赤と黒が存在する

日焼けサロンなどでわざと黒く焼く人がいますが、サロンでお金を使わなくても太陽に当たって黒くなるならそれでいいじゃない!と思われているかたもいらっしゃると思います。皮膚が黒くなるのは強い紫外線から皮膚を守るためにメラニンが生成されているからです。日焼けサロンは害の少ない波長の長いUVAという紫外線を使って皮膚の表面を焼きます。

それよりも太陽から直接送られてくる強い波長の短いUVBはもっと皮膚に有害で皮膚の奥深く真皮層にまで到達し、強い紫外線を浴びて赤くなってしまった状態のことを言います。赤いほうが黒いほうよりも症状としてはひどいといわれています。

日焼けの症状ってどんなの?

次に日焼けの症状についてお話ししましょう。軽いやけどと同じような症状が出てしまいます。

徐々にヒリヒリしたり赤くなる

日光にあたったあとその部位が6~24時間のちに、赤くなりヒリヒリ痛みを感じたりかゆみを伴ったりするようになります。日光皮膚炎ともいわれ、紫外線が当たった部分が、炎症を起こしている状態だといわれています。時間幅があるのは個人差によるものです。

むくみやかゆみ、水ぶくれにも

さらに、ひどい状態になると、今度はむくみやかゆみがひどくなり、皮膚の表面に水ぶくれが出来ることもあります。

皮膚だけでなく、全身にでたら要注意

長い時間、ずっと強い紫外線に当たったままでいると、皮膚の症状だけではなくなってしまいます。熱射病いなり、高熱が出たり、脱水症状を起こして意識が無くなってしまうこともあるといわれています。

全身に及ぶ皮膚の炎症で脱水症状を起こしてしまわないように、炎天下にいるときは日焼け予防で帽子をかぶったり、長袖を着ることとともに、こまめに水分を補給することが大切です。ただし、熱射病だと疑われる場合はすぐに医療機関を受診するようにしましょう。

日焼け後の対処法について

では日焼けをしてしまったらどうしたらいいのでしょうか?対処法について身につけておくと後で楽になりますよ。

4時間以内に肌を冷やす

日焼けとは、何度も言いましたが、やけどです。やけどをしたら、処置としてなによりも冷やすことが大切なのは誰しもしっていること。海に行って日焼けしたなど、全身を焼いてしまったような場合は、4時間以内に冷たいシャワーを浴びたり、水風呂にゆったり浸かり、肌を冷やすことが大切です。その時にごしごし皮膚をこすったりしてはいけません。

シャワーを浴びれないときは、日焼けした部分にぬれたタオルを巻いたり、氷と氷をタオルでくるみ当てておくとよいでしょう。ただし、氷を直接当てるようなことはしないよういしましょう。

肌を「ビタミンC」で保湿&保護

日焼けした肌は、紫外線で焼かれてしまいカサカサして水分不足、プラスとっても敏感肌になってします。肌にやさしい化粧水を選び、日焼け部分にたっぷり染み込ませるようにコットンを使いやさしく皮膚に当て、水分補給を行うことが大切です。

そしてこの化粧水に入れておきたい美白成分としてチェックしておきたいのは「ビタミンC」です。ビタミンC誘導体といわれる成分が配合されていると、肌を保湿するだけでなく、メラニンを薄くする効果や、細胞のメラニン合成を阻害する効果、皮膚の様々な炎症を鎮静する抗酸化作用、毛穴をひきしめる作用などなど皮膚にとっては嬉しい効果が盛りだくさんなのです。

化粧水でお肌を整えたあとは、乳液やクリームをつけて水分を蒸発させないようにしましょう。

病院を受診して治療する

そして、あまりにも日焼けがひどくて日常生活にも支障をきたしてしまうような場合は、炎症を鎮めるために病院を受診する方が良いでしょう。ステロイド外用薬を使って炎症を抑えたり、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、消炎鎮痛剤(ロキソニン)などを使ってかゆみや痛みの症状を緩和させたり、ワセリンなどで保湿させたりするなど、症状に合わせて処方されるでしょう。

もし、赤みや水ぶくれができて炎症がひどいようであれば、短期的にステロイドの内服薬が処方され、炎症を鎮めさせることもあるそうです。

水分、栄養、睡眠をしっかりとる

日焼けをした後は、しっかり水分補給を行い、内側からもケアするようにしましょう。

肌に良い栄養素が多く含まれる肉・魚・大豆などの肌の基本をつくるたんぱく質、牡蠣や納豆など肌のターンオーバーを活性化させ、炎症を鎮める効果のある亜鉛、ピーマンやキウイなど緑黄色野菜に多い抗酸化物質の代表ビタミンCなどをとって、肌をいたわることが大切です。

またゴールデンタイムにはしっかり睡眠をとって肌のターンオーバーを促すようにしましょう。

日焼け後にしてはいけないこと

そして日焼けの後にしてはいけないことを最後にお教えしましょう。

新たに日焼けをする

ボロボロ、カサカサになった肌をさらに焼いてはいけません!いつもより敏感になっているため、前回よりはさらにひどい状態になってしまう可能性が高いです。

肌を刺激する

もし、化粧水をつけて肌がヒリヒリするのがひどくなるような場合は、化粧水をつけるのをやめましょう。余計な刺激はさらに皮膚状態を悪化させてしまう恐れがあります。

無理に皮を剥ぐ

皮を剥ぐのを面白がってどんどん剥いでしまう人がいます。そんな人は皮がむけていない部分まで剥いでしまう傾向にあります。皮がむけた部分は皮膚が薄くなっているため、紫外線に弱くシミができやすくまだら模様になってしまうことがあります。出来るだけ我慢することが大切です。

日焼けケアはすぐに対処を

日焼けはやはり予防から行い、どうしても焼けてしまった場合は、早め早めに対処することが後々のことを考えると大切ですね。日焼けはやけどと一緒なので症状によれば出来るだけ早めの処置を行うことで、日焼けの炎症の程度を軽くし、良くなるまでの期間を短くし、痛みや赤みを軽くすることに直結します。