2012 年 06 月 19 日 (火)|RSS Feed
夏バテの完全攻略法

by 漢方屋

 

 

 夏バテ自体は「夏」と「バテる」を併せて縮めたものであります。なお「バテる」とは「疲れ果てる」が語源です。夏バテは、暑気中り、暑さ負け、夏負けと呼ばれることもあります。定義としては、夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。

 夏バテの根本的な原因は、クーラー依存や不規則な生活、栄養バランスの偏りによる自律神経失調によって体調を崩してしまうのです。つまり、体が体温を平常に保とう(我々の身体は、通常、体温が36~37℃の時、最も活動がスムーズになる。)として、全エネルギーを集中的に使うので、結果、体がだるくなったり、思考力低下・食欲不振・下痢・便秘などが起こり、時に頭痛・発熱・めまいを伴うこともあります。これには交感神経、副交感神経が関係しており、自分の意識とは関係なく不具合が出ます。いわゆる気候によるストレスによるもので、自律神経失調症の一つです。

 夏バテを防ぐのは、高蛋白質の食事、十分な睡眠、また、毎日の生活では、発汗時は水分や塩分などの補給等も必要ですが、年間を通じて体力づくり、免疫力を高める生活が大切で、夏になったからとあわてて生活改善しても間に合わない事が多いです。理想的には寒さ、暑さに強い体力と言う事になります。具体的に言うと、体調管理の改善と食生活の見直すことであります。

 体調管理では、まず、起きる時間寝る時間がバラバラにならないように、生活リズムを整えることです。続いて、お部屋の風通しを良くしてクーラーをあまり使わないようする。どうしてもクーラーを使用するのであれば、外の気温との差を5,6度程度にしておくことです。最後に、就寝時のクーラーのつけっぱなしはヤメて、寝る前にクーラーで冷やしておくか、1,2時間程度のタイマーにすることです。

 食生活では、疲れにくい体をつくる為に、ビタミンB2、B6、B12(レバー・ウナギ・魚)を意識して摂取するが必要です。暑い時には冷たい麺類などの軽い食事や、ビールなどの多量飲酒をしがちですが、そればかりではなく、肉や魚などの蛋白質と共に、野菜、穀物などビタミンも口から摂るようにしましょう。

 「予防は最大の防御」です。「あぁ、夏バテだ」なんていいながら、冷たい飲み物を片手に、冷房の効いた部屋でだらだら過ごしていると、ますます夏バテしやすい身体になってしまいますよ。もし万が一夏ばてしてしまったら、
漢方薬藿香正気水藿香正気片などを飲めば、すぐ元気に戻れます。ですから、暑い夏を元気に過ごすために、夏バテの漢方対策を家に準備したほうがいいと思います。