2016 年 11 月 24 日 (木)|RSS Feed
危険ドラッグ依存、1日程度言ってもダメ

by 漢方屋

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危険ドラッグの問題が大きく取りざたされる。覚せい剤も含めて薬物乱用は大きな社会問題だ。ドラッグ乱用者を摘発するのと並行で、ドラッグからいかに離脱させるかも重要な課題。しかし、ドラッグ依存の場合、たとえ医療機関で特別な対応をしても、短期間の対応くらいでは、離脱は難しそうだと分かった。米国シアトルにあるワシントン州立大学医学部の研究者らからなるグループが、ジャマ(JAMA)誌の8月6日号で報告したものだ。

特別対応しても…

研究グループは、ワシントン州の7カ所の診療所で過去90日間に問題薬物の使用を報告した900人弱の人らを対象に「特別対応」の効果を検証した。調査した期間は、2009年4月から2012年9月。特別対応の内容は、ドラッグ離脱に向けて資料を使いながら、ドラッグの何が問題で、どういう問題が起こるかを説明していく。そうして動機付けた上で、さらに2週間以内にもう一度、10分間の電話によって助言をする。アルコール依存では効果的と分かっており、応用する形になる。研究グループは「特別対応グループ」と、より「一般的診察グループ」に分けて、ドラッグをやめられるかを比べた。結果として、どのグループでも、結局は問題となるドラッグを使い続けてしまう人が多かった。研究グループは、ドラッグ離脱のために短期的な特別対策を広げるのは慎重になるべきと結論付けている。ドラッグ離脱の「短期決戦」は難しいと見られる。日本の危険ドラッグ対策もたやすくないのかもしれない。