2011 年 01 月 25 日 (火)|RSS Feed
体と自然との統一性を示す「整体観念」とは?

by 漢方屋

証・整体観念・陰陽五行

整体ってなあに?
漢方のモトとなっている中医学の大きな特徴には、証をみて判断し、治療法を導きだす「弁証論治」(べんしょうろんち)ともうひとつ、「整体観念」(せいたいかんねん)があります。

「整体」とは、カラダ全体の意味で、人と自然との統一性を、整体観念や整体観と呼んでいます。

具体的にいうと、私たちの臓器はひとつひとつ単体で働いているわけではなく、お互いに影響しあっていたり、組織や器官が互いに作用しあって生命活動を維持しているということです。

内臓のトラブルが肌に現れることもそうですし、局部だけで判断せず、カラダ全体を通して観察し、治療を行うことでもあります。

また、その統一性は自分のカラダだけではなく、自然界との関わりあいにおいてもいえることで、気候の変化などに自分たちの環境や食生活をあわせ、自然と共存していくことが大切であり、自然と自分とのバランスが崩れたときに病気になると考えることができます。

現代のわたしたちの食卓はどうでしょうか。旬の時期に、旬のものをいただいていますか? 寒い冬に冷たいものを摂り過ぎたり、冷える格好をしてはいませんか……?

中医学はもともと「易経」(えききょう)という哲学から発展したもので、だから難しいともいわれますが、実は身近にある養生法やくらしの知恵の延長であったりします。