2016 年 11 月 26 日 (土)|RSS Feed
コーラはカフェイン入り飲料。その量と影響とは?

by 漢方屋

 

コーラに含まれるカフェインの量はどのくらい?

 

炭酸飲料と言えばついつい飲みたくなってしまうコーラですが、実はカフェインを含む飲料です。カフェインは利尿作用や覚醒作用、解熱鎮痛作用があります。朝や運転時の眠気覚ましとしてカフェインを摂取する方も多いかと思います。

コーヒーに入っているというイメージですがカフェインは他の多くの飲み物にも含まれます。甘くて子供にも人気の飲み物で意外ですがコーラにも含まれます。コーラに含まれるカフェインについて見ていきましょう。

コーラに含まれるカフェインの量とは

コーラにはどのくらいのカフェインが含まれるか他の飲料と比較しながら見ていきましょう。

500mlあたり50mg含まれる

一般的なコーラにはペットボトル1本分の500mlあたり40~50mgのカフェインが含まれますSUNTORYの公式サイトによるとペプシコーラのカフェイン含有量は100mlに10mg未満含まれます。ペプシストロング5.0GV”ゼロ”は強カフェインコーラとして人気ですが、こちらには100mgに19mg含まれます。

500mlあたりに換算すると95mgになります。カフェインの一日の摂取量はカナダ保健省を始め世界的に400mgまでと定められているようです。ただし200mgを超えると副作用を感じる方もいるようです。

コーヒーの約1/6

それでは他の飲み物とコーラのカフェイン含有量を比較していきましょう。まずはカフェインと言えばコーヒー。缶コーヒーと比較します。一般的な缶コーヒーは100mlあたりに50~70mgのカフェインが含まれます。

コーヒーと比べるとコーラのカフェイン量は約1/6ということが分かります。コーヒーにはやはり多くのカフェインが含まれますね。ただ一度に飲む量は缶コーヒー1本190gほど。コーラは1本500mlです。コーラはたくさん飲んでしまいがちです。

煎茶の約1/2

次に煎茶です。お茶にもカフェインは含まれます。苦み成分です。特に若い芽に多く含まれ、成熟した芽は減少します。

普段よく飲まれている煎茶は100mgあたり20mgです。コーラは煎茶の1/2です。高級なイメージの玉露には100mlあたり160mg含まれるそうです。玉露は若い芽を使用するのでカフェインの量が増えます。

紅茶の約1/3

紅茶と比較します。紅茶は100mlに30mgです。コーラは紅茶の1/3です。しかし紅茶は種類や抽出方法でカフェインの量は前後するようです。また紅茶に含まれるタンニンがカフェインと結びつくため、体内でのカフェインの吸収量が軽減されるようです。

レッドブルの約1/3

エナジードリンクのレッドブルは多くのカフェインを含むことで有名です。海外で販売されている商品と日本国内で販売されている商品はカフェイン量が違います。日本のレッドブルは250mlの缶です。1本に80mgのカフェインが含まれるそうです。100mlあたりだと32mgです。

コーラはレッドブルの1/3のカフェインを含むことになります。海外でレッドブルを飲んで男性が死亡したというニュースがありましたが、その男性は18時間の間に17リットル分のレッドブルを飲んでいたそうです。

カフェインの致死量は健康な成人では体重5kgあたりに1gです。体重が50kgの方は10gが致死量となります。しかし、急性の中毒症状が出始めるのは致死量1/11.7だそうです。死亡された方も中毒症状の悪化が原因で亡くなったとされています。体重50kgの方なら約854mgです。

カフェインが体に及ぼす影響

 

コーヒーを飲むと目が覚める、コーラを飲むとスッキリして元気が出る、こういった印象を持っていませんか。カフェインが体にもたらす変化を知っておきましょう。

眠気覚まし

カフェインは体に入ると脳の中枢神経に興奮的に作用します。これが覚醒作用です。眠気を防いで知的作業能力を向上させます。眠い時にコーラを飲むとスッキリとすることがありますが、炭酸の効果だけではなくカフェインが含まれているからです。

またカフェインは摂取してから30分~2時間で吸収され血中濃度が最大になります。ここから半減するまで2時間~4時間半かかります。昼寝の場合カフェインを摂取しておくと30分後スッキリと起きることができます。

一方で過剰摂取や睡眠前の摂取は不眠につながります。夜眠れないという方はカフェインを控えてみてはいかがでしょうか。

利尿作用

カフェインには腎臓の血管を拡張する効果があります。血管拡張により血液量が増え尿の生成が増加します 。このためカフェインの摂取によって利尿作用が現れます。利尿作用があるためカフェインを含む飲料は水分補給には向いていません。

摂りすぎると中毒症状

コーラやコーヒー、お茶などカフェインを含む飲料はついつい沢山飲んでしまいたくなりますが、カフェインを取りすぎることで起こる中毒症状があります。

カフェインの致死量は1日に10gと言われています。コーラなら100リットルでしょうか。致死量といかないまでもカフェインを多めに摂取することで起こる中毒症状があります。カフェインの1日の目安は400mgまでです。

カフェインには精神依存性、習慣性があります 。コーヒーをいつも飲んでる人の中にはコーヒーを飲めない状況で落ち着きがなくなったり、いらいらしたりする方がいるようです。

また日中の眠気覚ましにカフェインを摂取、夜眠れなくなり次の日にまたカフェインをより多く摂るという方がいます。しかしカフェインは自分でやめれる程度の依存性なので一度カフェインを控えてみると改善されるかもしれません。

妊娠中はコーラは飲まない方がいい?

妊娠中のカフェインは控えましょう。しかしつわりに炭酸飲料の爽快感は効果的です。ではコーラは飲んでよいのでしょうか。妊娠中のコーラの飲み方を紹介します。

妊娠中はカフェイン摂取を控える

妊娠中はカフェインはいけないということは広く知られているようですが、それはなぜでしょう。主に知られている理由としては流産する確率が高くなるということです。カフェインを1日に300mg以上摂取する妊婦の流産率は全く摂取しない方と比較して2倍になるそうです。

そのため妊娠中はカフェインは200mgまでとされています。カフェインが体内でどのように作用して流産を引き起こすのかはまだ解明されていないようです。妊婦がカフェインを摂取することで、カルシウムの流出、血流の低下が胎児に悪影響を及ぼすようです。妊婦のカフェインの摂取と胎児の低体重は関連がみられるようです。

またカフェイン自体が胎児の体内では分解、排出されないそうです。それは胎児の内臓はまだ未熟な為だからです。その後の生育に悪影響なのではないかと言われています。さらに授乳中もカフェインは控えた方がよいとされています。

コーラは糖分の摂りすぎになる

カフェインと流産に関係があることが分かりましたが、どうしてもコーラを飲みたいという時もあります。実際にカフェインは1日200mgまでを目安に摂取できるのでコーラでいえば2リットルまで飲めるという計算になります。

しかし、妊娠中はコーラのカフェインだけではなく、コーラに含まれる糖分にも注意しましょう。糖分の摂取は体重増加、高血圧症や糖尿病、妊娠中毒症などのリスクを高めます。

妊娠中は様々な栄養素が必要になりカロリーオーバーになりやすいようです。体重増加がみられるようでしたらコーラは控えましょう。逆につわりで気持ち悪いときなどはコーラを1日に1、2杯飲むことで炭酸の効果ですっきりするようです。

コーラにはなぜカフェインが含まれるの?

他のジュースには含まれないのになぜコーラにはカフェインが含まれるのでしょうか。

元々の原材料

コーラが発売され始めた当初は原料にコーラの実から抽出したほろ苦い味のコーラ・エキスを使用していました。このコーラ・エキスにはカフェインが含まれていました。

現在ではコーラの実は含まれていませんが、コーラの独特のフレーバーを再現するためのレシピは複雑でカフェインもその一つとなっているようです。現在のコーラは茶葉由来のカフェインが含まれているようです。

含まれないと味が変わる

カフェインには味が付いていますので、カフェインが含まれないとコーラの味が変わってしまいます。実際のカフェインの味は苦みです。アスピリンのような味ともいわれています。

この苦みが他の味に混ざる事で味全体が複雑になります。また 甘さを引き立てる作用があるそうです。 カカオ豆にも含まれるのでチョコレートにもカフェインは入っているようです。

カフェインレスのコーラとは

夜寝る前や妊娠中はカフェインレスのコーラを飲みましょう。アメリカではカフェインの依存性に反対する人も多くカフェインレスのコーラやコーヒーの商品が多くあるそうです。カフェインレスコーラはカフェインが含まれないことで味はちょっと変わってしまいます。ですが十分美味しいようです。

コカ・コーラゼロフリー

カフェインゼロで人気のコカ・コーラのゼロフリーは糖分、保存料、合成香料、カフェインがゼロとのことです。 そんなゼロフリーの原材料はカラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料です。

シンプルですね。カフェインゼロによってリラックスタイムを演出します。ただし、甘味料については賛否両論ありますので多量摂取は控えましょう。

美味しいコーラは適量を

好きだからと言ってそればかり摂取すると体に毒です。コーラは癖になる美味しさで、ついついいっぺんに多量を飲んでしまいがちです。

ですが、カフェインが含まれていることを考えると夜飲んだり、妊娠中に飲む場合には注意が必要です。つわりで気分がすぐれない時や朝眠くてぼーっとするときにはコーラで元気になりましょう。