2011 年 02 月 15 日 (火)|RSS Feed
インフルエンザに役立つ漢方ってあるの?

by 漢方屋

インフルエンザに役立つ漢方ってあるの?

風邪の漢方・インフルエンザの予防に……「板藍根

高熱が出たり、合併症が心配なインフルエンザ。予防接種が有名ですが、漢方でも秘策があるのをご存知でしょうか? SARSの時、中国各地で品切れになったアノ植物や、日本でも買える市販薬など詳しくご紹介!

普通のかぜとは違い、急に高熱が出たり、合併症が心配なこともあるインフルエンザ。寒くなってくるこの季節、インフルエンザの予防接種をされる方も多いと思いますが、漢方でも秘策があるのをご存知でしょうか……? ということで、今回はインフルエンザに役立つ、漢方のあれこれをご紹介します!
2003年に北京や上海をはじめ、アジア一帯で猛威を振るったSARS (重症急性呼吸器症候群)ですが、実はある漢方に注目が集まり、中国では品薄となったものがあります。それが「板藍根」(バンランコン)という、アブラナ科の植物の根なのです。

「板藍根」は清熱解毒作用のある漢方で、中国でもよくかぜ薬などにも使用されてきました。とくに風熱タイプの風邪といって、

□ 高熱がある(悪寒より発熱がひどい)
□ のどが痛い、赤く腫れる
□ 頭が痛い、重い
□ 口が渇く
□ 目が充血し、顔が赤い
□ 冷たいものを飲みたがる

このような症状に合う生薬です。解熱するだけでなく、抗ウイルス作用や、抗菌作用があり、さまざまなウイルス感染症に働きかけるので、実はインフルエンザや日本脳炎の予防や治療などにも使用されるものでもあります。

中国の小学校などではこの板藍根を煎じた液をうがい薬にしたり、のどにスプレーしたりもします。日本ではまだ知名度が少ないのが残念ですが、最近では板藍根のお茶や、のど飴を販売しているところもあるようです。今後、幅広い場所で気軽に買えるようになると嬉しいですね。